『丹波哲郎の大霊界/死んだらどうなる』『恋する地球人 ‐劇場特別版‐』などが「第39回東京国際映画祭」への出品決定!
10月26日(月)から11月4日(水)にて開催される「第39回東京国際映画祭」。このたび、本映画祭に出品される作品情報が公開された。
1989年に公開され、いまなお根強いカルトファンを持つ映画『丹羽哲郎の大霊界/死んだらどうなる』は、4Kデジタルリマスター版で復活、37年ぶりにスクリーンに蘇ることが決定。長年、倉庫の奥深くで保管されていた本作のオリジナルネガプリントが、解体、処分される直前の危機に瀕しているとの報せを聞きつけた映画監督の三池崇史が「昭和の異色超大作である本作をこのまま失わせるわけにはいかない」と立ち上がり、すぐさま関係各所へ強く働きかけたことをきっかけに、フィルムの救出と4Kリマスタープロジェクトが始動した。本作は日本映画クラシックス部門にて、10月27日(火)にワールドプレミア上映が行われる。
さらに、世界的アーティストである村上隆が、本作の4Kリマスター化および丹波哲郎没後20年を記念し、メインポスタービジュアルを特別に描き下ろし。丹波哲郎が描いた独自の霊界観と、村上のポップかつ圧倒的なビジュアル世界が融合した、唯一無二のポスターとなっている。村上は本作について「涙が止まらない事必至!」と表現し、自身がこよなく愛する量子力学と般若心経の「空」界隈と「大霊界」の波動が共鳴し、絵画作品ができていたと制作過程を振り返る。また本作の主演を飾った丹波哲郎監督の息子、丹波義隆からも、「父の二十一回忌にあたる今年に、東京国際映画祭という晴れやかな舞台で再上映されることを心より嬉しく思う」と喜びのコメントが到着した。
千早茜の同名小説を映像化した『男ともだち』(11月6日)は、コンペティション部門への出品が決定した。コンペティション部門は、世界各国、地域から選出された作品が集い、最高賞をはじめとする各賞を競う映画祭の主要部門の一つ。三島有紀子監督は、これまでにも『少女』(16)、『幼な子われらに生まれ』(17)で東京国際映画祭のJAPAN NOW 部門に正式招待された実績を持つが、本作で初めてコンペティション部門への選出となった。今回の出品に際し三島監督は、「ロルフ・デ・ヒーア監督をはじめ、世界中の映画人、映画を愛するみなさまにご覧いただける歓びを、俳優部、スタッフ、プロデューサー、そして私、関係者みんなで心に刻んでおります」とコメント。「この映画が東京から世界へと旅を始め、さまざまな場所で皆さんと出会っていくことを、われわれ一同、心から楽しみにしています」と喜びを語った。
SNSで6000万回再生された縦型連続ドラマ「恋する地球人」を再編集した『恋する地球人 ‐劇場特別版‐』はNippon Cinema Now部門への出品が決定。同部門は、この1年の日本映画を対象に、特に海外に紹介されるべき日本映画という観点から選考される部門であり、上田慎一郎監督作品としては、『カメラを止めるな!』(18)以来の本映画祭参加となる。当時は、日本中に『カメ止め』大旋風を巻き起こした後の参加だったが、公開前に公式出品されるのは今回が初となる。さらに、本作が12月11日(金)より劇場公開されることも決定し、予告編が公開された。
短編『ジンジャー・ボーイ』(25)が第78回カンヌ国際映画祭ラ・シネフ部門第3位入賞を果たした田中未来監督の初長編映画『シルバー・エクスプレス』(11月13日公開)もNippon Cinema Now部門への出品が決定。出品の報せに主演を務めた岡本ゆいは「私は、田中監督が創る作品にある違和や不確かさ、そのなかで人間の不完全さに触れる時間が好きです。みんなで大切につくったこの映画が私たちの手を離れ、これからたくさんの方と出会っていくことを、心から楽しみにしています」、共演の栗原颯人は「自分ではない誰かに自分を理解してもらうこと、また誰かを理解しようとすることは、自分の経験や生きてきた環境を通して考えるからこそ、どこかエゴのようなものが生まれてしまうのだと思います。それでも他者を思いやり、歩み寄ろうとすることの大切さを、この作品を観た後に感じていただけたら嬉しいです」とコメントを寄せた。本映画祭へ初参加となる田中監督は「この度は、このような歴史ある映画祭にジャパンプレミアとして上映できることを大変嬉しく思います」「本作を通し、“他者”を想像することの大切さを少しでも多くの人に伝えることができたら嬉しいです」と期待をのぞかせた。本映画祭への公式出品にあわせ、メインビジュアルと予告編が公開され、新たなキャストとして高良健吾と吉田羊の出演が発表された。
続々と情報が発表されている「第39回東京国際映画祭」。今後の情報にも注目だ!
文/サンクレイオ翼
