道枝駿佑、『M.I.S.S.I.O.N. 歌劇な潜入捜査官』で新境地!多彩な表現で感じた「仲間」の絆と受け継ぎたい「伝統」
「メンバーは、いるだけで心強い存在です」
刑事として犯人を捉えるシーンでは、キレキレのアクションも繰り出している。道枝は「冒頭のアクションは長回しで撮影をしました。その時の奏多は冷静で、余裕がなければいけない。でも一度目は、僕は余裕がなさそうな顔をしてしまったと感じて『もう一回、やらせてください』とお願いしました」と妥協せず、細部までこだわりを込めた。「アクションも楽しかったです」と声を弾ませ、「刑事になったり、女装をしたり、ヴァンパイアになったり。僕にとっても、ひとつの作品でこんなにチェンジが多い作品はこれまでありませんでした。いろいろな僕を見ていただけるものになったと思います」と新境地への手応えを語った。
人との関わりを避ける“一匹狼”だった奏多は、ミュージカルの稽古に励むなかで、仲間とひとつになる心地よさを知っていく。「こんなに楽しいとは思わなかった」と感じるほど、奏多の表情はいつしか生き生きと輝きだす。「人と接する時には、あまり踏み込まれたくないし、あまり踏み込みすぎないタイプかもしれません。そこは奏多と似ているかなと思います」と重ねた道枝だが、家族やなにわ男子のメンバーと過ごすなかで、「一人で抱え込まなくていい」と仲間の温かさを感じることがたくさんあると告白。
「悩んだ時にはまずは自分で考えてみて、抱えきれなくなったら家族やメンバーに話します。そうすると、すごく安心するような答えをくれたりするので、気持ちが楽になります」と打ち明けながら、「メンバーは、いるだけで心強い存在ですね。同じような悩みを抱えていることもあって、共感してくれるし、自分も共感してあげられることもある。悩みを話してくれること自体、すごくありがたいことだなと思うんです」と仲間への想いをにじませていた。
「『元気にやる』ということを忘れずに、やり続けられたらいいなと思っています」
エンディングを鮮やかに飾るのは、なにわ男子の新曲「BLACK OUT MISSION」。“君のハートを盗み出すミッション”をテーマにした、なにわ男子の新たな一面を堪能できる楽曲だ。道枝は「いつもの僕らとはちょっと違った雰囲気で、事務所の先輩方が歌われていたような曲調でもあります。作品にもぴったりで、ぜひ作品と一緒に楽しんでいただけるとうれしいです」と希望。
事務所の伝統まで感じられる1曲となったが、道枝にとって「これからも守っていきたい、受け継いでいきたい事務所の伝統」について尋ねてみると、「ジュニアの子がバックについてくれたり、ジュニアの子たちと一緒に歌って、踊ったり。フライングもそうですし、“使わない手は腰に置く”ということも、先輩方がやられてきたことが下の世代に受け継がれてきた。僕らもそうやってきたからこそ、忘れずにジュニアの子たちにも受け継いでいってほしいなと思っています。それは僕らの事務所ならではのことなので、やり続けることで説得力も出てくるはず。いまは発信できる場所が増えたからこそ、僕らを応援してくださっているファンの方、僕らのことを知らない世代の方に知ってもらうためにも、若い世代がどんどん発信していったほうがいいと思っています」と熱を込める。
とりわけ道枝が大事にしている伝統が、「元気にやる」ということ。「“元気に”というのは、常に言われていました。見ている人が応援したくなるような存在でいることは、とても大事なことだなと思っています。そこは忘れずに、やり続けられたらいいなと思っています」と胸に刻んでいた。
取材・文/成田おり枝
