「第39回東京国際映画祭」呉美保監督とモハマド・ラスロフ監督が黒澤明賞を受賞!エシカル・フィルム賞審査委員長は磯村勇斗に決定
<コメント>
●呉美保監督
「初監督作から20年の節目に、このうえない賞を賜り、驚きとともに身に余る思いです。2010年にいただいた新藤兼人賞は、映画を作り続ける大きな支えとなりました。牛歩ではありましたが、図らずも黒澤明賞に辿り着け、なんと幸福な映画人生だろうと喜びを噛みしめています。この受賞は決して私一人のものではありません。これまで出会ったすべてのスタッフ、キャスト、映画館へ足を運んでくださった観客の皆さま、そして山田洋次監督をはじめ、私を見つけてくださった選考委員の皆さまに、深謝申し上げます。最後に、毎日とっ散らかっている私を見放さずにいてくれる息子たちと夫へ、心からのありがとうを」
●モハマド・ラスロフ監督
「黒澤明賞を授与いただき、大変光栄に存じます。黒澤監督の映画は、人間のあり方や、危機に直面したときに私たちが迫られる倫理的な選択についての深い考察となっています。人間、自然、そして世界に対する独自の視点を持ち、ダイナミックかつ探求心に富んだ映像の語り手であった黒澤監督の作品は、映画の世界においていまなお尽きることのないインスピレーションの源であり続けています」
●磯村勇斗
「今日、私たちは小さな画面のなかで膨大な情報に触れ、短い時間で『知ったつもり』になり、答えだけを求めるようになっている気がします。しかし、社会課題への意識や理解を深めるうえでは、その答えに至るまでの過程が大切だと感じています。映画には、その過程を誰かの人生や感情を通して体験させ、私たちを立ち止まらせてくれる力があります。それぞれの監督が込めた想いや願いを、私自身もしっかりと胸で受け止め、ともに考えていきたいと思います」
文/鈴木レイヤ
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