成宮寛貴&青木マッチョ、『藁にもすがる獣たち』 の多彩な格闘シーンで築いた絆「クライマックスのアクションを楽しんでほしい!」
「車の中での格闘は、消防士の仕事をしていた時のことを思い出しました」(青木)
――共演シーンは多いですが、カメラが回っていない時はどんな話をされていたのですか?
青木「演技に関してだと、力の加減ですね」
成宮「車の中の格闘シーンだったかな。お芝居は一緒につくるものだから、もっと乗っかってきていいよ、と言った覚えがあります」
青木「そうそう、もみ合うにしてもどこまで力を入れていいのかわからないんです。そういうことを言ってくれたのは成宮さんが初めてだったから、メッチャ勉強になりました」
成宮「青木さんは前職の消防士だったころのこととか、いろいろ話してくれました。それと芸人さんの世界にも僕は興味があったから、いろいろ尋ねるんですけど、話がとにかくおもしろくて聞き入っちゃう。芸人さんと仕事をすると、自分はおもしろくない人間だなあと思ってしまいます(苦笑)」
青木「そんなことないですよ!僕はとにかく初めてづくしでなにをやるにしても緊張していましたが、現場でご一緒することがいちばん多かった成宮さんが、いろいろ話しかけてきてくれたおかげで、リラックスできるようになりましたから」
――映画のクライマックス、良介とエリンギのバトルが延々と続くアクションは最大の見せ場でもありますが、あのシークエンスの組み立てについてお聞きしたいです。まずはいま、話に出た車の中での格闘ですが、狭い車内でのもみ合いは大変だったのでは?
成宮「小さい車でしたし、3人乗っているうちのひとりはバカデカいですから(笑)」
青木「(笑)。マジで狭かったですね。それと暑くてシンドかった。消防士の仕事をしていた時のことを思い出しました。瓦礫救助(倒壊建物内部に取り残された要救助者を救出する活動)の際に狭いところに入っていくような、あの感覚に近いものがありました」
成宮「青木さんは撮影の前から、格闘の段取りを練習されていて、僕はリードされるような感じでしたね」
青木「やらせていただきました。僕は何度も練習したのでなんとかなったけれど、成宮さんはほとんど一発でOKだったから、さすがだなあと思いました」
成宮「でも、ひとりで頑張ってもできないシーンですからね。単に格闘しているように見えても、見えない部分でお互いの体重を支えあってボコスカやってるわけだし」
青木「確かに、協力プレイでした」
――青木さんは、走る車の上に乗ってフロントガラス越しに顔を出すなどのスタントもやられていましたが、実際に自分でやられたのですか?
青木「そうですね、僕がやらせていただきました。スタントマンの方もいらっしゃいましたが、あれはプレッシャーでした。メッチャ、マッチョなスーツを着ていて、僕より全然デカいんですよね」
成宮「あれはおかしかった。でも、あのシーンは実際に車を回転させているんですよ。CGではなくて」
青木「そうそう、回っている状態で、僕が屋根から車内へ入っていく」
成宮「けっこうドキドキな撮影ではありましたね。一応、命綱はつけているし、見えないところで体を固定させてはいますけれど、見ていて真っ青になりました」
