「こういう思い出をたくさん積み重ねていきたい」主演映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』公開記念舞台挨拶で重岡大毅が大阪凱旋
重岡大毅が主演を務め、原菜乃華が共演する『5秒で完全犯罪を生成する方法』(公開中)の公開記念舞台挨拶が12日、大阪市内で行われ、重岡と監督の近藤亮太が登壇。舞台上で撮影を振り返りながらトークを展開した。
本作の原案、脚本、プロデュースは「ライアーゲーム」シリーズや「宇宙を駆けるよだか」、「マスカレード・ホテル」シリーズ、『#マンホール』(23)など数々のミステリーサスペンス映画やドラマの脚本、原案で活躍する岡田道尚。キャストには主人公の初海航を演じる重岡と妹の幸来を演じる原のほか、謎めいた女優の七希役に田中みな実、七希が自身の使用する生成AIのプロンプトとして設定しているモリアーティ役に石丸幹二、事件の捜査を担当する埼玉県警警部補の一堂恵役に伊藤歩、さらに黒田大輔、森岡龍、九十九黄助らが顔を揃えている。
舞台挨拶の冒頭、重岡は「本編を楽しみにしていただけるような舞台挨拶にできればと思っておりますので、よろしくお願いします!」と挨拶し、近藤も「たくさん話題作が上映されているなか、この作品を観に来ていただいてありがとうございます」と来場者に感謝。
大阪で公開2日目を迎えた重岡。「大阪に来ると嬉しくなって、変にテンション上がっちゃって。移動車に僕が先に乗ったんですが、監督に“いらっしゃい。大阪にはよく来られますか?”って、調子に乗って言っちゃいました(笑)」と明かすと、近藤は「急に大阪マウントとられました」と苦笑い。そして、重岡が「先ほど551の豚まんを食べていただきましたが、いかがでしたか?」と聞くと、近藤は「美味しかった」と満足げな表情。続けて重岡は「大阪にはいろんな場所にいろんな思い出があって。この場所も以前、別の作品でここに立たせていただきましたが、この広いステージと、700席以上ある劇場にまた立つことができて嬉しいです」と感無量の面持ち。
先日、近藤と一緒にプチョンファンタスティック国際映画祭にも参加した重岡。「僕自身、初めての国際映画祭でのワールドプレミアだったんですが、ずっと監督としゃべってました。監督はいろんなことを広く深く知ってらっしゃるので、しゃべっていて面白いんです」と称賛すると、近藤は「重岡さんは話を振るのが上手いんです。僕は話し始めると色々出てくるんですが、取っ掛かりが出てこなくて…」と自己分析。それを受けて重岡が「こんなにおしゃべり上手で、こんなに面白いのに、めっちゃ人見知りなんです。原(菜乃華)さんも、話すとめっちゃ面白いのに、めっちゃ人見知りなんで、2人でいる時はずっともじもじしてて。僕がいる時といない時でだいぶ違うらしいですね?」と言うと、近藤は「全然違いますね(苦笑)」と返答。重岡が「ドッジボールに消極的な女子みたい」と例えると、場内からは笑い声が。近藤監督は「誘ってくれたらいつでもいくけど…という気持ちでした」と笑顔で胸の内を明かした。
原、田中との共演について重岡は「自分で言うのもなんですが、全員クセありますよね?」と監督に質問。近藤は「いままでは“ザ・スター”みたいな人と映画を撮ることはなかったですが、皆さんの魅力的な表情を丁寧に撮りつつ、自分らしい映像も撮れたので、バランスよく撮れたと思っています」と手ごたえを感じていたよう。
また、重岡は「監督はあまりカットを割らずに、長回しで撮ってくれて、表情にも寄ってくださったので、自分のままでいながら安心して撮影できました」と撮影スタイルを称賛。そして、ふと我に返ったように「俺、カッコいいこと言いました?」と質問を投げかけると、MCから「ずっとカッコいいです」と返され、近藤も「アイドル過ぎる」と褒めると、笑顔でポーズを取った重岡。場内からは大きな拍手が沸き起こった。
商業映画2本目となる監督の近藤。「いままでは落ち着いたトーンのものが多かった」と振り返りながら「この作品もめちゃめちゃ派手な話ではないですが、3人に陽性の輝きがあるので、いままでの自分の作品では出せなかった明るさを出せた気がして、新たな手ごたえを感じました」と3人のキャストを絶賛。それを聞いた重岡は「妖精の輝き?ティンカーベル的な?」と聞くと、笑い声が起き、近藤は「陰性、陽性の陽性です」と言いつつも「ティンカーベルの方の妖精でもいいですよ。羽根が生えているように見えました」と乗っかる場面も。
重岡の俳優としての魅力を聞かれた近藤は「重岡さんは軸がしっかりしてる。普段の活動が作用していると思いますが、立ち姿の軸がしっかりしてるから、ご覧の通りのスタイルですし、立ち位置に立っているだけで“映画だ!”という気持ちになる」と称えると、重岡は「嬉しい」と喜びの表情を見せながら、モデルポーズをとり、場内の笑いを誘った。
本作のテーマでもあるAIについて「自分のことを聞いた」という重岡は「説明のなかに“バスケットボールが上手です”って出てきて…やったことないのに(笑)。課金してるのに!」と苦笑い。近藤も「近藤亮太は売れてますか?」とAIにたずねたところ「まだ大々的に売れてるとまでは言えない」と返ってきたそうで「うるさいよ、そこは“売れてます”でいいだろと思った」と振り返る。一方で、重岡は「でも、AIは本当に便利ですよね。検索サイトで調べるよりもAIに聞く方が最近は多いかもしれないです。あり得ない質問をエンタメ感覚で聞いちゃう」と、日常でのAIとの付き合い方についてコメント。近藤も「5年前だったら当たり前に検索していたことを、最近はAIに聞いてますし、家族や友だちに相談していたこともAIに聞いたりしてるので、それはいいことでもあり、わるいことでもあるのかもしれない」と語り、AIが身近な存在になったいまだからこその実感を明かした。
最後に、近藤が「すごく見ごたえのある作品になっていると思います。僕はめちゃくちゃエゴサします。いまのところ、ひとつも見逃していないと思うので、率直な感想をいただけたら嬉しいです」と熱い思いを伝えた。そして重岡は「こんなに大きな劇場にたくさんのお客さんが来てくださって、胸がいっぱいです。皆さんの貴重な時間をこの映画を観るために使っていただいて本当に嬉しいです。この作品はAIがテーマですが、こういう時間はAIには生成できないので、これからも僕は頑張って、こういう思い出をたくさん積み重ねていきたいと思っています」と作品をアピールし、舞台挨拶は終了した。
文/サンクレイオ翼
