ライムスター宇多丸、宇垣美里が巨匠リドリー・スコットの最新作『ラスト・サバイバー』を絶賛!「すごくエグめの『マッドマックス』」「味濃すぎ!」
“史上最高のディストピア小説”と称されるピーター・ヘラーのベストセラー小説を、巨匠リドリー・スコットが映画化した『ラスト・サバイバー』(8月28日公開)。本作のIMAX最速上映会&トークショーが開催され、上映後にライムスター宇多丸と宇垣美里、奥浜レイラが登壇した。
『フランケンシュタイン』(25)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたジェイコブ・エロルディが主演を務めた本作。舞台は謎のパンデミックによって人口の90%が死滅し、人間性を失った“狂った生き残りたち”が奪い合い殺し合う荒廃した世界。愛犬の存在と亡き妻の記憶をよりどころにして生き延びていたパイロットのヒッグは、無線に届いた謎の声に導かれ、希望を求めて未知の空へと飛び立っていく。
かねてよりリドリー・スコットの大ファンだという宇多丸が「やっぱりおもしかったっすよね。皆さんも満足していただけてるかなと思って」と開口一番に絶賛すると、それを受けて奥浜は「緊張感がすごいですよね」と返し、宇垣も「息つく間が全然なかったですよね」と、口々に本作の魅力を語る。
さらに宇多丸は、“狂った生き残りたち”が襲ってくるシーンについて「あそこだけ取り出すとすごくエグめの『マッドマックス』。だけどそこに至るまでに淡々とした暮らしを穏やかに描いているから、やっぱり怖い人が出てくると『いや、怖いんだけど!』と思って(笑)」と語り、ジョシュ・ブローリン演じるバングリーが敵を迎え撃つシーンについても「ドゥニ・ヴィルヌーヴの『ボーダーライン』のクライマックスみたいな感じで、『マッドマックス』みたいな敵。『マッドマックス』+『ボーダーライン』じゃん!味濃すぎなんだよね!」と大興奮。
一方で奥浜は「画的に、終末モノにしてはかなり牧歌的。原作者のピーター・ヘラーは元々ネイチャー系の作品やノンフィクションを書かれていて、原作は牧歌的要素や詩的な流れも多いですし、それをこういう味付けにしたっていうのは結構勇気があるなと思いました」と述べ、宇垣も「ある種ちょっとスローライフ風味もある。豊かな自然の部分と、そこに至るまでの前提が幸せじゃなさそうなギャップがすごく素敵で、私は好きでした」と語り合った。
その後トークは、主人公のヒッグを演じたエロルディの話題に。「彼の姿からにじみ出る善性に賭けてる感じがしました」と奥浜が指摘すると、宇多丸も「彼自体がものすごいデカイ体なのに、すごく悲しそうな少年みたいな表情を見せるんだよね」と同意。またマーガレット・クアリー演じるシーマとの関係について「好意は持ってるけど、お互いに一線は越えないようにしてますよね」と語る宇多丸に、宇垣は「“ラブ”っていうよりも“支え合い”って感じがすごく出ていて、それも良かった」と、キャスト陣の演技を賞賛していた。
他にもヒッグの愛犬ジャスパーの位置付けなど、“リドリー愛”たっぷりに熱く語り合った3人。このアフタートークの模様は、映画公開日当日の8月28日(金)午前0時にTBSラジオ「アフター6 ジャンクション2」のポッドキャスト内で配信。映画のネタバレも満載なので、是非とも鑑賞後に聴いて、本作をさらに深くまで楽しんでみてはいかがだろうか。
文/久保田 和馬
