激カワへそ天わんこにおじ声おしゃべりドッグも!終末の世界を一緒にサバイブしたい映画犬を集めてみた
人間にとって“一番の友だち”であり“最古の親友”と言われるイヌ。映画においても人間の友だちとして活躍したワンちゃんは数知れないが、こと文明崩壊後の終末を描くポストアポカリプス映画において、イヌは様々な形で重要な役割を担ってきた。8月28日から公開中のディストピア・サバイバル映画『ラスト・サバイバー』も文明崩壊後の世界をイヌと共に生きる1作なので、ここでは終末に活躍する犬を描いた作品を振り返っていきたい。
おじさんボイスが渋い『少年と犬』のおしゃべり犬ブラッド
そもそもなぜ終末映画にイヌが出てくることが多いのか…?その理由の一つは、イヌが意思疎通できる“人類の友”だからだろう。荒廃した世界において、孤独な主人公が心を通わせることのできる最後の砦であり、人間性や希望をつなぎ止める存在だ。
そんなイヌとのコミュニケーションという点で外せないのが、ハーラン・エリスンの短編を原作とする『少年と犬』(75)。本作には多くのイヌ好きが夢に見た人間の言葉を話すイヌが登場する。内容は、核戦争によって荒廃し、放射能が原因で地上にほとんど女性がいなくなった近未来の地球で、少年ヴィック(ドン・ジョンソン)がイヌのブラッドと共に食料と女性を探し求めながら放浪し、とある地下文明にたどり着くというもの。
超能力が使え、直接脳内に語りかけてくるイヌのブラッドだが、ティム・マッキンタイアのおじさんボイスで放たれるのは、ヴィックの知性をバカにしたり、「ご主人様」と皮肉ったりと生意気な言葉ばかり。口を開けば喧嘩ばかりの1人と1匹の関係は、イヌと人間の友情というよりも男同士の友情という言葉がしっくり。世紀末でなくても一緒に過ごしたい1匹だ。
へそ天でくつろぐ『マッドマックス2』の名もなきイヌ
同じく、荒廃し砂漠化した地球をイヌと共に彷徨う終末映画の金字塔がジョージ・ミラー監督による『マッドマックス2』(81)。前作で妻子を亡くし、失意に暮れるマックス(メル・ギブソン)が、ヒューマンガス(ケル・ニルソン)率いる暴走族の襲来に悩まされる精油基地の住民と出会い、手を貸す英雄譚だ。
世界大戦によって文明が崩壊した世界を彷徨い続けるマックスの隣にいるのが、名もなきイヌ。偵察中にはへそ天でくつろぐ激カワ姿を見せる一方、マックスが基地の住民に襲われそうになった際には吠えて噛みついたりとドッグフードを分け合う“相棒”として活躍。マックスも必死にイヌを守ろうとするなど、閉ざされた心に残る人間性をこのイヌが引きだした。
『アイ・アム・レジェンド』の働き者サム
最後まで人間の味方でいてくれる点に加え、イヌといえば、猟犬や番犬、牧羊犬など使役犬として人間のために様々な仕事をしてきた。2007年の『アイ・アム・レジェンド』では、そんなイヌの“実用性”もしっかりと描かれた。
科学者が開発したガンの治療薬の副作用を発端とするウイルス感染により、多くの人が死に、生き残った者も暗闇に潜む怪物、ダークシーカーと化した地球。免疫によりただ一人生き残った軍の科学者ネビル博士(ウィル・スミス)は、治療薬を見つけるべく孤独なサバイバルを繰り広げる。
廃墟となったニューヨークを真っ赤なマスタングで爆走するネビルの隣にはシェパードの愛犬サムが鎮座し、動物園から逃げだしたインパラを抜群の嗅覚で見つけ、自慢の脚で追い回すなど狩猟犬として活躍。またネビルがダークシーカーに襲われそうになれば身を挺して守る番犬となるなど、サバイバルに欠かせない相棒だった。
