【ネタバレなし】『私はあなたを知らない、』の結末を映画ファンはどう観た?「初めての映画体験」「深く心にしみました」
「共感から考えさせられるに変わっていった」中野量太監督が描く家族と複雑な感情に心揺さぶられる
『湯を沸かすほどの熱い愛』をはじめ、『浅田家!』(20)、『兄を持ち運べるサイズに』(25)など家族を題材にした作品を撮り続けてきた中野量太監督。本作で中野監督が伝えようとしたのが、“人を愛すること”と“人を赦すこと”。決して犯してはならない罪を前に、人はどのように向き合い、なにを思いながら生きていくのか。タイトル『私はあなたを知らない、』に込められた意味とは?人々の複雑な感情に寄り添う、中野監督が描く物語を目の当たりにした観客たちの余韻も紹介したい。
「罪や赦しについて様々な角度で語られていて、深く心にしみました」(40代・女性)
「物語が進むにつれて、共感から考えさせられるに変わっていった」(30代・女性)
「夕平の行動や気持ちには共感できないが、誰もが持っているであろう人の弱さだと思った」(20代・男性)
「大切にしたいという想いのすれ違いが、時には最悪の結果を招いてしまう」(40代・男性)
「私は感じたことのない、登場人物それぞれの感情の動きがリアルで、生活のニオイ的なものがそこかしこに感じられる」(30代・男性)
「自分の存在意義、承認欲求は誰にでもある感情だと再認識した」(20代・女性)
「前へ進むための言葉」「自分を愛してくれた時間も嘘ではない」最後はどこか前向きな気持ちに
シリアスなテーマを題材にしながら、ユーモアにあふれ深い愛情も感じさせる『私はあなたを知らない、』。「こういう終わり方もあるのか」(30代・女性)や「朝子の考え方、選んだ生き方に感動した」(40代・男性)、「愛の重さ、あり方についていろいろ考えた」(20代・女性)といったコメントからも伝わるように、気づけばどこか心が温かくなるような気持ちにもなっていたようだ。最後に、本作を通して前向きなメッセージを受け取った観客たちの声をお届けしたい。
「真実を知ったうえでの願望と希望が込められていると思った」(10代・女性)
「殺人が罪深いことであることを前提として、そこに悪意ではなく、愛が根底にあった」(20代・男性)
「タイトルの意味が、拒絶から前へ進むための言葉のように感じられた」(20代・男性)
「過去の過ちを許すわけにはいかない。だけど、自分を愛してくれた時間も嘘ではない」(20代・女性)
「結末を知ったいま、この時はこう考えていたんだなと想像しながら観返したい」(20代・女性)
構成・文/平尾嘉浩

