「筋肉美×おちゃめな“ニコイチ”バディが愛しい!」ガイ・リッチー監督最新作『グレイ・ミッション』を漫画家・竹内絢香がイラスト描き下ろし

「筋肉美×おちゃめな“ニコイチ”バディが愛しい!」ガイ・リッチー監督最新作『グレイ・ミッション』を漫画家・竹内絢香がイラスト描き下ろし

作戦の手の内を観客に見せてくれるところが新しい

元Navy SEALs高度な戦闘能力を誇る命知らずのブロンコ(ジェイク・ギレンホール)
元Navy SEALs高度な戦闘能力を誇る命知らずのブロンコ(ジェイク・ギレンホール)[c]2026 HACIEDA PRODUCTIONS LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.

映画を観終わった率直な感想について聞くと、竹内は「ガイ・リッチーならではの映画を観たなという感じ。1時間半という尺で、すごく豪華な俳優陣が活躍するので、とても満足感がありました」と笑顔を見せる。

「斬新だと思ったのは、交渉後、速やかにレイチェルを島から脱出させる作戦を、“準備”した過程まできちんと描いた点です。そこを見ていると、まるで、親戚のおばちゃんみたいな気持ちで『頑張って!』と心から見守り、応援したくなります。華やかでダイナミックなアクションシーンが満載ですが、『騙された!』とか『圧倒された!』ということを期待するよりは、彼らとともにボスを助け出したいという強い共感を持って映画を観られたことが新鮮でした」。

元SBS(イギリス海軍特殊舟艇部隊)で高度な戦闘能力を誇る命知らずのシド(ヘンリー・カヴィル)
元SBS(イギリス海軍特殊舟艇部隊)で高度な戦闘能力を誇る命知らずのシド(ヘンリー・カヴィル)[c]2026 HACIEDA PRODUCTIONS LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.

確かに、章立てになっている本作では、実際に救出大作戦を繰り広げる前に、いろんなトラブルやアクシデントも想定したうえで、何度も作戦のシミュレーションをする姿が描かれている点が実にユニークだ。
「あらかじめ手の内を観客に見せてくれるところが新しい。だから『こんなに大きな落とし穴、大丈夫かしら?』とドキドキしながら見守ってしまう(笑)。彼らに心を寄せ、一緒に本番を迎えられる気分になれる点が、映画としてとても効果的だと思いました」。

シドとブロンコのボスは、若き敏腕弁護士レイチェル(エイザ・ゴンザレス)
シドとブロンコのボスは、若き敏腕弁護士レイチェル(エイザ・ゴンザレス)[c]2026 HACIEDA PRODUCTIONS LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.

折しも、現在「ロンドンバディーズ」を手掛けている竹内だが、本作でのバディの描き方はとても巧みだったと絶賛する。カヴィルとギレンホールは、本作が初共演とは思えないバディ感を魅せている。
「すごくキャラクター同士の信頼感や安心感がある2人でした。バディものというと、2人の性格が正反対だったり、相反する関係性があったりして、その上で絆が深くなっていくというのが定石です。でも、シドとブロンコのように、すでにできあがった仲の2人を見るという楽しさも間違いなくあるなと。2人の関係性の説明が少なくても、それらは俳優さんの演技から十分に醸し出されていました。決してベタベタしてないけど、醸造されたような信頼関係があり、彼らなら最後まで喧嘩をしないでやっていけるだろうなという説得力がありました」。

シドたちのボス、レイチェル役のゴンザレスについては「ああいう輩を率いて、あれだけの規模の商売をやっている弁護士役なので、きっとむちゃくちゃ難しかったんじゃないかと。でも、ちゃんとチャーミングでしっかりと芯のある女性になっていました」と感心する。

レイチェルの衣装替えにもご注目!
レイチェルの衣装替えにもご注目![c]2026 HACIEDA PRODUCTIONS LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.

また、ロンドンのファッションに造詣が深い竹内は、レイチェルのめくるめく衣装の数々に目がクギづけになったとか。
「衣装がすごく可愛かった。今回、男性陣は設定上、色味を抑えた華美でない衣装が多かったが、彼女はいろんなお着替えもしてくれた。そういうフェミニニティと、仕事がちゃんとできる女性のクレバーさの両方を演じてくれました」。


さらに、「それぞれ人間臭いキャラクターにも親しみが持てます。バディをはじめ、ほかの仲間たちやボスとの信頼関係がしっかりと描かれていて、そこがただひたすら主役がかっこいいヒーローものとは一線を画しています」とも指摘。

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