スティーヴン・キングとサム・ライミが初タッグ!エンタメ界注目の監督コンビで「デスペレーション」を映画化
ホラー小説界の大家スティーヴン・キングと、「死霊のはらわた」や「スパイダーマン」シリーズで知られるサム・ライミが初めてタッグを組み、キングの小説「デスペレーション」を映画化することがわかった。「The Hollywood Reporter」など全米複数メディアが報じている。
1996年に発表された「デスペレーション」は、ネバダ州の寂れた鉱山町デスペレーションを舞台に、地下深くに封印されていた邪悪な存在に取り憑かれた警官と、それに立ち向かいながら脱出を試みる人々の戦いを描いた物語。2006年にキング自らが脚本を担当し、ミック・ギャリス監督のメガホンのもとテレビ映画化。同作では警官のエントラジアン役をロン・パールマンが演じ、『E.T.』(82)のヘンリー・トーマスも出演していた。
今回の報道によれば、ライミは自身の制作会社であるゴーストハウス・ピクチャーズを通してプロデューサーを務め、製作はサーチライト・ピクチャーズが担当。監督には『ファイナル・デッドブラッド』(25)で興行的成功を収めたアダム・スタイン&ザック・リポフスキーのコンビが指名されており、現在交渉を進めている段階とのこと。
スティーヴン・スピルバーグがプロデューサーを務めたリアリティーショー「On the Lot」出身のスタイン&リポフスキーは、「超電メカ X4」でそれぞれエピソード監督を務めた後、共同監督したSFスリラー『Freaks』(18)で高評価を獲得。『ファイナル・デッドブラッド』では往年の人気作「ファイナル・デスティネーション」シリーズを完全復活させたことで脚光を浴び、この一年余りのあいだに大型プロジェクトへのオファーが殺到している。
『Freaks』の続編にあたる『Freaks Part II』は、先日行われた第30回ファンタジア国際映画祭でクロージング作品として上映され、パラマウント・ピクチャーズの配給で劇場公開が待機中。また、現在製作進行中と伝えられている「グレムリン」シリーズの第3作では脚本に抜擢されたほか、「ヴェノム」のアニメーションシリーズ、人気ゲーム「メタルギアソリッド」の実写映画版の監督も務めることが決まっている。
数々のホラーの傑作を生みだした稀代のホラーマスターであるキングとライミ、スピルバーグから多大な影響を受けた次代のエンタメ職人であるスタイン&リボフスキーがチームを組むことになる「デスペレーション」の映画化プロジェクト。いったいどんな作品に仕上がるのか、今後届けられる続報に注目していきたい。
文/久保田 和馬

