ディズニー&ピクサー作品の定番!『トイ・ストーリー5』に散りばめられたイースターエッグやオマージュ、いくつ見つけられた?
7月3日に日本公開を迎え、公開24日間で興収85億5000万円を突破。ディズニー・アニメーションおよびディズニー&ピクサー作品として歴代最速ペースのメガヒットを記録している『トイ・ストーリー5』(公開中)。そんな本作に散りばめられた、ピクサー恒例のイースターエッグや「トイ・ストーリー」シリーズファンなら胸をアツくすること間違いなしのオマージュの一部を紹介していこう。
※本文中に『トイ・ストーリー5』および、シリーズ作品の核心に触れる記述があります。未見の方はご注意ください。
ピクサー作品恒例のものから次回作の先取りまで!5つのイースターエッグをチェック
まずは劇中に隠された5つのイースターエッグから。本作でおもちゃたちの前に新たな脅威として立ちはだかるリリーパッドが、ジェシーたちに次から次へと検索画面を表示するシーン。その画面をよく見てみると、本作を手掛けたアンドリュー・スタントン監督の代表作である『ファインディング・ニモ』(03)でマーリンとドリーが初めて出会うシーンの海の画像が!
同じくスタントン監督の代表作とのクロスオーバーはほかにも。ボニーが主催するフォーキーとカレン・ビバリーの結婚式のシーンでは、毒を盛られたレックスが『モンスターズ・インク』(01)のサリーのような紫色の斑点模様になるシーンが登場。また、リリーパッドの画面に表示されるアプリのアイコンに描かれたハトのイラストは、ディズニー&ピクサーの次回作である『水の都のネロ』(2027年春公開)を先取りしたイースターエッグとなっている。
そしてピクサー作品のファンなら絶対に見つけたいのが、『トイ・ストーリー』(95)で初登場をはたして以来、「カーズ」シリーズや『リメンバー・ミー』(17)などどんな世界観のピクサー作品にも必ずといっていいほど登場してきた「ピザ・プラネット」のトラックだろう。本作ではジェシーたちがリリーパッドを追いかけるシーンで、おなじみの黄色いトラックが通り過ぎる姿が確認できる。
さらにジェシーたちがトラックに乗って道路を走るシーンでは、『トイ・ストーリー3』(09)のヴィランだったテディベアのロッツォが縛り付けられたゴミ収集車ともすれ違うので、キャラクターたちだけでなく背景にも注目しておくのがいいだろう。ここで挙げた5つ以外にも、まだまだ多くのイースターエッグが仕込まれている本作。その多さは、共同監督を務めたケナ・ハリスが「たくさん隠されていて、私たちもその半分以上を知らなかったんです」と語るほど。
『トイ・ストーリー2』にからめたオマージュが満載?
続いては「トイ・ストーリー」シリーズファン必見のオマージュの数々。ジェシーを中心に物語が進む今作では、『トイ・ストーリー2』(99)とリンクする点が随所に見受けられる。例えばアトラスやスナッピーが入っている引き出しを閉めようとするシーンで、スマーティー・パンツが言う「ふたりを永遠の暗闇に置き去りにする気か?」というセリフは、エミリーに手放されてから長いあいだ暗い場所に放置されたジェシーのトラウマを表したもの。また、リリーパッドが乗り込むチャリティ団体のトラックは、かつてジェシーが寄付されたのと同じ団体のものとなっている。
一方で『トイ・ストーリー2』からは、ユーモアたっぷりのシーンも踏襲されている。それはファンの間でも人気が高い、『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』(80)をパロディしたあのシーンだ。本作では自分たちがスペース・レンジャーではなく“ただのおもちゃ”だと知った50体のバズ軍団に、バズ・ライトイヤーが「ザーグは僕たちのパパだ!」と伝えると、全員が一斉に「嘘だー!」と崩れ落ちる。このユニークな再現に、シリーズファンは思わず笑みがこぼれることだろう。
そしてクライマックス、バズ軍団のドローン機能を使ってウッディとバズが空を飛ぶシーンでバズが言う「落ちてるんじゃない、飛んでいるんだ。カッコつけてな」というセリフは、もはや説明不要だろう。『トイ・ストーリー』のなかでもひときわエモーショナルな名セリフが、約30年の時を経て本当に空を飛んでいるシーンで再登場するとなれば、心を鷲づかみにされること間違いなしだ。
イースターエッグと同様、「トイ・ストーリー」シリーズと共に歩んできた人なら思わずピンとくるようなオマージュはほかにもいっぱい。すでに本作を観た人も、これから観るという人も、夏休みは映画館に何度も足を運び、劇場の大スクリーンでディズニー&ピクサーの遊び心にあふれたイースターエッグ&オマージュ探しを楽しんでみてはいかがだろうか。
文/久保田 和馬
