伊藤沙莉「長年の夢」、銀の介役・チョー「毎年待っていた」 『映画クレヨンしんちゃん』初日に喜び爆発
『映画クレヨンしんちゃん 奇々怪々!オラの妖怪バケ~ション』の初日舞台挨拶が7月31日にTOHOシネマズ 日比谷で行われ、伊藤沙莉、マユリカ(阪本、中谷)、 梶裕貴、下野紘、小林由美子、ならはしみき、森川智之、こおろぎさとみ、チョー、渡辺正樹監督が出席した。
大人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版第33作目となる本作。秋田県の夏の風物詩・大曲の花火大会を楽しみにして、ひろしの故郷である秋田へ帰省することになった野原家。同じころ、ある事件をきっかけに妖怪たちが妖怪の国から飛び出してしまう。妖怪の国に迷い込んでしまった野原家は、どこか懐かしく、奇々怪々な世界で予測不能な大冒険を繰り広げる。
しんのすけを演じる小林は「本日の映画、いかがでしたでしょうか?」と呼びかけて、会場から大きな拍手を浴びた。「今日を迎えられたのがうれしすぎて、皆さんに会えたのがうれしすぎて、しんちゃんが好きすぎて。今日の衣装がほぼコスプレになりました!」と初日を迎えた喜びに、胸を躍らせていた。
伊藤は、妖怪の国に迷い込んだ野原一家に手を貸してくれる狐の妖怪、やこを演じた。本シリーズへの参戦は「自分にとって長年の夢」だったという伊藤は、上映後の観客を前にして「いま大変に幸せかつ、とんでもない緊張をしています。うまく話せるかわかりません」と苦笑い。野原一家の行く手を阻み、野球勝負を仕掛けてくる江戸前スッシーズの妖怪イカを演じたマユリカの阪本、妖怪カレイを演じた中谷も、「漫才の出囃子を『クレヨンしんちゃん』の曲にさせていただいているくらい、大好き。とても光栄」と愛をあふれさせ、頭脳明晰でミステリアスな妖怪・ひゃくえもんを演じた梶も「夢のひとつが、しんちゃん映画に出ることだった。とてもうれしいです」と笑顔を見せていた。
すでに登壇者のもとにも、映画の反響が寄せられているという。伊藤は隣にいたしんのすけにじっと見つめられて大照れとなるひと幕もありつつ、「すごい反響です。私、エゴサーチをすごいするんです。いつもは“伊藤沙莉”でするんですが、今回は怖いので“しんちゃん”で。すでに楽しんでくださっている方がたくさんいらっしゃって、すごく幸せな気持ちになりました」と感無量の面持ちを見せた。
キャスト陣の暴露によると、本作の内容に感動したという下野は、アフレコ現場でも涙をこぼしてしまったのだとか。唐傘の妖怪である唐蔵を演じた下野だが、「『映画クレヨンしんちゃん』を観させていただいていると、どうしてもクライマックスあたりで泣いてしまう。家で観ながら、ひとりでポロポロ泣いていることが多い」と告白しながら、「台本を見ながら、みさえさんとしんちゃんのシーンはダメかもしれないと思っていた。そう思いながら、家でそのシーンを熟読していた。アフレコ中に泣いたらいけないなと思っていたんですが、普通に泣いていました」と本音をこぼしていた。
しんのすけと一緒にステージに上がった銀の介も、息の合ったやり取りで会場を盛り上げていた。銀の介のチョーは「映画33作目にして、おじいちゃんやっと出ることができました!」と声を大にすると、周囲からは「おめでとう!」という声と共に大きな拍手が上がった。チョーは「渡辺監督、本当にありがとうございます。いつか、いつかとずっと毎年、毎年、毎年、待っておりました。今年、ようやく秋田で皆さんと会えることができました。さらに大好きな沙莉ちゃんと会うことができた!うれしい限りです!」と興奮気味に語り、観客の笑いを誘っていた。
また本作の内容にちなみ「忘れたくない家族の思い出」に話が及ぶと、伊藤は「家族が異常に好き」と目尻を下げ、「特別に“どこに行った時”というよりは、日常のあの時に戻りたいと思うことがよくあります。普通の夜ご飯や、ダラダラとみんなでテレビを観ている時間など、あの時間に戻りたいなと思う時がある。すごく大事な時間なんだなと、改めて感じています」と家族への愛情をにじませていた。
取材・文/成田おり枝
