『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』で重要キャラに抜擢!「ストレンジャー・シングス」でブレイクした世代トップのセイディー・シンクとは?
ついに公開を迎えた『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』。徹底した秘密主義が貫かれていた本作で、世界中のファンが熱い視線を注いでいたのが、これまで明かされていなかったセイディー・シンクの役どころだ。
※本記事は、ストーリーの核心に触れる記述を含みます。未見の方はご注意ください。
実は彼女、オファー前にネット上で「セイディー・シンクが『スパイダーマン』に出るらしい」というファンの噂を自ら発見し、「まさか」と思っていたところ、なんとその数日後に本当にオファーの電話がかかってきたという。今回の抜擢は、都市伝説のような裏話から始まったのだ。
「ストレンジャー・シングス」マックス役でブレイク
2002年生まれのシンクは、幼い頃からブロードウェイの舞台に立ち、確かな演技の基礎を築き上げてきた。一躍世界的ブレイクを果たしたのが、2016年にスタートしたメガヒットドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のシーズン2。転校生のスケボー少女、マックス・メイフィールド役で登場し、友人たちと共に強敵に立ち向かう姿で世界中を熱狂させた。
ボーイッシュで周囲とのなれ合いを好まないクールなマックスだが、彼女は親の再婚でできた暴力的な兄ビリー(デイカー・モンゴメリー)の存在に悩まされてきた。ビリーはマックスを監視し、恐怖で押さえ付けようとする人物だが、一方で彼なりに妹を守ろうともしている。そのような愛憎に触れ、心に深い傷を抱えるマックスを表現したシンクの演技力は見事だった。
『ザ・ホエール』でブレンダン・フレイザーと共演
その後も快進撃は続く。Netflixのホラー映画『フィアー・ストリート Part 2: 1978』&『フィアー・ストリート Part 3: 1666』(共に21)で死の恐怖に怯える少女役、『Dear Zoe(原題)』(22)では妹を失った悲しみに暮れる主人公を熱演。極めつけはダーレン・アロノフスキー監督作『ザ・ホエール』(22)だろう。
シンクが演じたのは、ブレンダン・フレイザー扮する重度の肥満症を抱える教師チャーリーが8年ぶりに再会を果たす娘エリー。チャーリーは新しくできた恋人のために、妻とまだ幼かったエリーを置いて家を出た過去があり、身勝手な父をエリーは激しく憎んでいる。そのことが彼女に暗い影を落とし、家庭でも学校でも問題行動を繰り返してきた。そんなエリーをシンクは、反抗的な態度を取り続けながらも、父親に捨てられたというトラウマや自己肯定感の低さ、愛されたいという渇望を滲ませる人物として体現。真に迫る姿が批評家たちを唸らせた。
活躍はテレビや映画だけにとどまらず、ブロードウェイの舞台「John Proctor Is the Villain(原題)」において家父長制の抑圧に抗う高校生を演じて第78回トニー賞演劇主演女優賞にノミネート。いまや、次世代のトップ俳優としての地位を確固たるものにしている。
