中島健人が『ラブ≠コメディ』で見せる“ケンティーらしさ”とは?「自分の映画」と語る先にある、自身の現在地

中島健人が『ラブ≠コメディ』で見せる“ケンティーらしさ”とは?「自分の映画」と語る先にある、自身の現在地

「小さな勝負には勝てない、だから大きな勝負に勝てればいいという考えになった」

この映画における麗司は「ほぼケンティーだと思って観てもらっていい」としながらも、細かい部分に違いはあると補足する。「“側(がわ)”は似ています。でも、僕は麗司のように仕事の前日にお酒を飲むのは100%ありえません。本番はもちろん、台本読み合わせの前日も、リハーサルの前日も飲まないし、ツアー先でも絶対にお酒は飲まないです。周りが飲んでいても僕は絶対にウーロン茶です」と自身の絶対のルーティンに触れる。「麗司の姿は、僕がジュニアの頃に『芸能人ってこんな感じ』と抱いていたイメージ。サングラスかけて、バッグ持って、エンジニアブーツ履いて、いろいろなチェーンとかジャラジャラつけて」。

"360度全方位イケメン"と評される麗司は、まさに中島健人が抱く「芸能人」のイメージそのもの
"360度全方位イケメン"と評される麗司は、まさに中島健人が抱く「芸能人」のイメージそのもの[c]Storm Labels Inc. All Rights Reserved.

中島健人の伝記と思っていいのだけれど、“著者が資料を漁り間違えて書いちゃった”みたいなセクションもあると捉えて楽しんでほしい部分もあります。絶対負けねえとか、共演者に対するメラメラみたいな想いは、僕にもちょっとはあります。でも多分、昔のほうがあったかな。いまは共演者にメラメラしたり、悔しいとか感じるターンじゃないのかなって思っています」と吐露。そういった考えに至ったのは、昨年のカウントダウンライブのおかげだと語る。「確実に僕のターニングポイントだったと思います。1個とんでもない殻が破れたというか。あのような場所でしっかり自分の力を発揮できたという経験があるから、たとえいま結果が出ていなくても、いまは嫉妬するターンじゃないんだ、みたいに考えられるようになったのだと思います。いまは僕のターンじゃないんだ。でもきっと自分の勝機は訪れるから、大きな勝負で勝てばいいって。僕、小さな勝負には勝てないんですよ。だから大きな勝負に勝てればいいという考えになりました」。

同世代の仲間俳優が演技派へと成長する姿に、強い刺激を受ける
同世代の仲間俳優が演技派へと成長する姿に、強い刺激を受ける[c]Storm Labels Inc. All Rights Reserved.

「『なんか毎日すごく楽しそうだね』と言われたのがなんだかすごくうれしくて」

劇中で描かれる塩野瑛久演じる、麗司の学生時代からの友人兼俳優仲間の渕上颯真、光石研演じる先輩俳優の山村賢二ら俳優仲間との関係性も見どころだ。光石演じる山村が麗司に対して何気ない言葉をかけるシーンも登場する。中島自身には、最近もらったうれしい言葉はあるのだろうか。「(Mrs. GREEN APPLEの)大森元貴と電話している時に、『なんか毎日すごく楽しそうだね』と言われたのがなんだかすごくうれしくて。あちらはMrs. GREEN APPLE。日本の音楽シーンの頂点にいる人から、『すごく充実していそう』なんて言われるとは!って感じかな。彼は、僕が出演した二宮(和也)くん主演の映画『ラーゲリより愛を込めて』の主題歌をやっていて、それくらいからの仲。共演したことは1度もないのに、めちゃくちゃ仲良くなって。この電話の時も何時間も喋っていて。『こんなに時間があるなら会えばよかった』って笑ったんだけど(笑)。愚痴も言うし、くだらない話もするけれど、何気ない言葉に胸が熱くなることもある。そんな関係性です」。

【写真を見る】中島健人を撮りおろし!Mrs. GREEN APPLEの大森元貴との“パッション”トークも披露
【写真を見る】中島健人を撮りおろし!Mrs. GREEN APPLEの大森元貴との“パッション”トークも披露撮影/梁瀬玉実

大森と仲良くなった理由についても語ってくれた。「この間も『ケンティーはパッションの塊だ』って言っていて。お互いにそのパッションが活かせる場所にいられるなんて最高だよね、という話をしました。僕たちはパッションだ!ってかなり盛り上がりました。多分、それが仲良くなれた要素のひとつ。『僕はパッションだけど、ケンティーはパッションロジカルじゃない?』みたいな話をしていて。僕はあまりロジカルに考えない。ロジカルより優先するのはロマン。パッションロマンだよって返して。パッションロマンとパッションロジカルのパッションナイト。そんな2人でよく会話を繰り広げています。って、結構いい話してきたインタビューなのに、バカみたいな締めになってないかな…大丈夫か(笑)」。


取材・文/タナカシノブ

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