アルフレッド・ヒッチコックの『鳥』がリメイクへ!「ハリポタ」プロデューサーのもと、リミテッドシリーズとして現代に襲来
“サスペンスの神様”と称されるアルフレッド・ヒッチコック監督の名作『鳥』(63)が、「ハリー・ポッター」シリーズなどで知られるデヴィッド・ハイマンのプロデュースのもとでリミテッドシリーズとしてリメイクされることがわかった。「Deadline」が報じている。
モンスターパニックホラーの元祖とも呼ばれる『鳥』は、アカデミー賞作品賞に輝いた『レベッカ』(40)の原作者でもあるダフニ・デュ・モーリエが1952年に発表した短編小説を原作にした不条理劇。カリフォルニア州のボデガ・ベイを舞台に、ティッピー・ヘドレン演じるメラニーやロッド・テイラー演じるミッチら人間たちが、突如として凶暴化した鳥の大群に襲われていく様が描かれた。
続編と銘打たれたテレビ映画『新・鳥』(94)では、ヘドレンがオリジナルとは別の役柄で出演。しかし、作品の出来も評価も散々な結果に終わった。その後、2007年にはナオミ・ワッツ主演、マーティン・キャンベル監督でリメイク映画の企画が持ち上がるも、ヘドレンの猛反対もあって実現には至らず。さらに2017年にもBBC製作でミニシリーズ化の計画が持ち上がったが、こちらも実現にこぎつけることはなかった。
そのBBC版でもプロデュースを務めるはずだったハイマンが再び『鳥』に挑む今回のリミテッド・シリーズ。ハイマンが設立したヘイデイ・テレビジョンと、ヒッチコック版を手掛けたユニバーサル・ピクチャーズ傘下のユニバーサル・インターナショナル・スタジオが製作を務め、ドラマシリーズ版「ウォッチメン」のトム・スペジアリーが脚本を担当。主演は「メディア王 〜華麗なる一族〜」などで知られるサラ・スヌークが務める。
物語はヒッチコック版の翻案ではなく、原作小説からインスパイアされた新たなストーリーになるとのこと。また舞台は原作のコーンウォール州ではなく、スペジアリーの故郷であるアラスカ州に脚色されている。ある未解決事件の審問のために故郷の町へと帰ってきた巡回判事のマイラ・マッセイ(スヌーク)は、そこで銃弾を受けた幼なじみの遺体を発見。判事としての立場を離れて事件の解明に乗りだした彼女に、自然の脅威が牙を剥きはじめる。
ヘイデイ・テレビジョンの開発責任者であるスー・ギブスは「作品の核心は、自然が人間に牙を剥く様を描いていることです。気候変動が深刻化しているいま、まさに時宜を得たテーマといえるでしょう」と説明。60年以上の歳月を経て、不朽の名作がどのようによみがえるのか。続報に乞うご期待!
文/久保田 和馬

