きらびやかなファッションウィークに『プラダを着た悪魔』名シーンをおさらい!続編への期待度MAX

きらびやかなファッションウィークに『プラダを着た悪魔』名シーンをおさらい!続編への期待度MAX

現在、開催中の「2026-27年秋冬ファッションウィーク」で、世界各国のファッショニスタたちが大賑わい。SNSがランウェイのきらびやかな映像で埋め尽くされている。そんなきらびやかな世界を楽しむことができる働く女性のバイブル『プラダを着た悪魔』(06)の続編『プラダを着た悪魔2』が5月1日(金)より公開される。本作に大きな注目が集まるなか、最新トレンドを世界に発信する「ファッションウィーク」にあわせ、前作『プラダを着た悪魔』での仕事のモチベーションが上がる名シーンを振り返ってみたい。

【写真を見る】変わらなさすぎる!メリル・ストリープ、アン・ハサウェイが『プラダを着た悪魔2』にカムバック
【写真を見る】変わらなさすぎる!メリル・ストリープ、アン・ハサウェイが『プラダを着た悪魔2』にカムバック[c]2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

※本記事は、『プラダを着た悪魔』のネタバレ(ストーリーの核心に触れる記述)を含みます。未見の方はご注意ください。

誰もが憧れるファッション業界のトップ誌「ランウェイ」のカリスマ編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントに採用され、厳しく完璧主義な彼女のもとで、目まぐるしい日々を送ることとなったアンドレア(アン・ハサウェイ)。慣れないファッション業界や“悪魔”のようなミランダの理不尽な要求に、自分自身を見失いそうになりながらも、努力と挑戦で磨きをかけたアンドレアは、次第にミランダの信頼を勝ち得ていく。

どのシーンを切り取っても目を奪われてしまうほどファッショナブルな世界観から、誰もが共感し応援したくなるアンドレアの成長ストーリーまで、人生のきらめきが詰まった本作は、世界中の女性たちの憧れの存在になった。そして劇場公開から20年近く経ったいまもなお、“お洒落と仕事のモチベーション”として、多くの観客たちに大きなパワーを与え続けている。

“不可能”を“可能”に変える強さ。ミランダの厳しい要望がアンディを覚醒させる!

ミランダの厳しい要望がアンディを覚醒させていく
ミランダの厳しい要望がアンディを覚醒させていく『プラダを着た悪魔』 ディズニープラスで配信中 [c] 2006 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

音もなく忍び寄るコートとバッグの投げ捨てからはじまり、「マイアミから私を連れ出して」「ハリー・ポッターの未発売原稿を手に入れなさい」という要望まで、ミランダからアンディに突き付けられる、あまりに理不尽で実現不可能とも思える過酷なミッションの数々。入社当初から戸惑い、どれほど必死に交渉しても物理的に不可能な状況を前に“自分のベストを尽くすだけでは足りない”という残酷な現実に直面するアンディ。しかし彼女は、決して諦めることはなく、とにかく動いて、知恵を絞り、人脈を駆使し、不可能を可能にしてみせた。厳しい要求に応え続けるなかで、いつしかミランダが求める「完璧」の基準を理解していく。このプロセスこそが、彼女を単なるアシスタントから、ミランダに「自分に最も似ている」と言わしめるほどのプロフェッショナルへと成長させたのだ。

ナイジェルがアンディに授けた“厳しくも愛のある”喝

アンディの良き理解者となる同僚ナイジェル役のスタンリー・トゥッチ
アンディの良き理解者となる同僚ナイジェル役のスタンリー・トゥッチ『プラダを着た悪魔』 ディズニープラスで配信中 [c] 2006 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

ミランダとの仕事がうまくいかず過酷な日々を送るなか、「努力しているのに認められない」と愚痴をこぼしながら泣いてしまったアンディに対し、同僚のナイジェル(スタンリー・トゥッチ)が放った言葉は、観客の心にも深く突き刺さった。「君は努力なんてしていない、泣き言を言っているだけだ」。この厳しい言葉は、アンディに「ファッションを学ぶこと」は単なる表面的な着飾りではなく、その歴史と情熱を敬うこと、そしてアンディが興味のなかったファッションは、誰かにとってはかけがえのないものだということを気づかせる。この直後、ナイジェルの協力によってアンディがまるで別人となり、シャネルのブーツを履いて同僚たちを驚かせるシーンは、映画史に残る最も爽快な名シーンの1つだ。

アンディがエミリーに見せた“プロ”の献身

『プラダを着た悪魔』ディズニープラスで配信中
『プラダを着た悪魔』ディズニープラスで配信中『プラダを着た悪魔』 ディズニープラスで配信中 [c] 2006 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

ファッションに疎いアンディと、第一アシスタントとしてのプライドを持つエミリー(エミリー・ブラント)。当初は反目しあっていた2人だが、過酷なランウェイ編集部での日々が、思わぬ形で2人を繋ぐことになる。劇的な変化が訪れたのは、ランウェイ誌が主催する最も重要なパーティー。風邪で体調を崩していたエミリーが、最重要ゲストの名前を失念するという致命的なミスを犯してしまった場面で、アンディが完璧にフォロー。絶体絶命のピンチに陥ったエミリーをアンディが救ったことで、2人の関係は“敵”から“パートナー”へと鮮やかにシフトした。

誰もがうらやむキャリアを掴んだアンディが選んだ「自分自身の声」

物語の終盤、華やかなファッションの都・パリ。アンディはついにミランダのアシスタントとしての地位を確立し、誰もが羨むキャリアの絶頂にいた。しかし、その輝きの裏で、彼女は大切な友人、恋人、そして自分自身の誠実さを失いつつあることに気づいていく。ミランダの冷徹な策略を目の当たりにし、自分もまたミランダと同じ道を歩んでいると告げられた車中。ふと我に返ったアンディは、車を降り、華やかな喧騒を離れて歩き出していく。アンディは、鳴り止まない携帯電話を噴水へと投げ捨て、「自分の足で、自分の人生を歩む」という決意を固め、真のスタートを切ることに。重い足かせを脱ぎ捨て、晴れやかな表情で雑踏へと消えていくアンディの姿に、自分の人生を取り戻す勇気をもらった観客は多いはずだ!


『プラダを着た悪魔2』は5月1日(金)より日米同時公開
『プラダを着た悪魔2』は5月1日(金)より日米同時公開[c]2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

いつの時代も輝き続ける『プラダを着た悪魔』。まさに「Everybody wants this」。最新作『プラダを着た悪魔2』では、ミランダ、アンディ、エミリー、ナイジェルら、かつて観客たちを虜にしたキャラクターたちが時を経て再び集い、『プラダを着た悪魔』の“その後”が描かれる。

最新予告では、本作ならではの華やかでファッショナブルな世界はもちろん、自信とたくましさを兼ねそなえたアンディをはじめ、シャープでエレガントなルックスにより一層の磨きのかかったミランダの毒舌っぷりや、エミリーの皮肉に満ちたワードチョイス、ミランダ&ナイジェルの名コンビまで、あの4人が変わらないながらも”アップグレード”した姿が公開されており、より見どころ満載な最新作からも目が離せない。「自分をもう少し輝かせたくなる」「明日のモチベーションを上げてくれる」…そんな気持ちにさせてくれる、特別な映画体験がGWに待っているはずだ。

文/山崎伸子

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