『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』が前年超えの成績でNo. 1スタート!7年ぶりの“興収50億円”へまっしぐら
2月27日から3月1日までの全国映画動員ランキングが発表。春休みの定番タイトルとして例年3月前半に公開されてきた「映画ドラえもん」シリーズだが、今年の『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』(公開中)はいつもより少し早い2月末の登場に。それでも例年通り圧倒的な強さで1位スタート。これで『映画ドラえもん のび太の人魚大海戦』(10)から16作連続で初登場No. 1を飾ったことになる。
春休みの定番『映画ドラえもん』は、“リメイク”のジンクスを打ち破れるか?
全国460館(MX4D11館、4DX62館を含む)で公開された『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』。初日から3日間の成績は、観客動員が62万1103人、興行収入は7億7968万1350人。これは最終興収46億1000万円を記録した昨年の『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』(25)対比109%の動員&111%の興収となり、同作のペースで推移すれば“興収50億円”も狙える見事なスタートダッシュ。
ちなみに前回“興収50億円”に達したのは『映画ドラえもん のび太の月面探査記』(19)であり、金曜日公開かつ初週末にサービスデー(同作の場合は金曜日だったが)が含まれるという点で今作と条件が似ている。その同作のオープニング3日間の成績は動員が64万5000人で興収が7億5700万円。この7年のあいだで映画の入場料金が値上がりしたことを加味しても、充分それに匹敵した数字であることがわかるだろう。
とはいえジンクスとして注意しておきたいのは、今作が“リメイク”であるという点だろう。現行の声優陣に変わった2005年(映画では2006年)以降、20本の「映画ドラえもん」が作られているが、リメイクは今回が8本目。リメイク続きだった最初の2年と公開期間中に東日本大震災が発生した『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団〜はばたけ 天使たち〜』(11)を例外として、前年の成績を上回ったのは『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』(16)だけである。
そのオリジナルである『映画ドラえもん のび太の日本誕生』(89)はシリーズ初の動員400万人突破作品であり、リメイク公開前の期待値も非常に高かった。一方、今作のオリジナルである『映画ドラえもん のび太の海底鬼岩城』(83)は、現在ではファンからの人気が根強い作品だが、実はシリーズのなかで最も動員が低い作品。43年前の成績はなんの参考にもならないが、昨年の『絵世界物語』が旧シリーズファンからも好評だっただけに、これまでのリメイク以上に試金石となることは間違いない。
また、これは相手関係の問題になってくるが、『絵世界物語』は『月面探査記』以来6年ぶりに動員ランキングで6週連続No. 1を飾り、同じく国民的アニメシリーズである「名探偵コナン」にトップのバトンをつなぐことに成功している。2年連続でそれを達成できるのだろうか。本格的な春休みシーズンの到来まで時間はあるが、今年も『映画ドラえもん』の底力に注目したい。
