山崎賢人「集大成になっている!」『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』完成披露舞台挨拶で「すごいことになっています!」と出来栄えに自信 

山崎賢人「集大成になっている!」『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』完成披露舞台挨拶で「すごいことになっています!」と出来栄えに自信 

映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』(3月13日公開)の完成披露試写会が2月25日、東京国際フォーラムにて開催され、山崎賢人山田杏奈眞栄田郷敦矢本悠馬、玉木宏、舘ひろし、大谷亮平、工藤阿須加、栁俊太郎、稲葉友、北村一輝、池内博之、高橋メアリージュン、和田聰宏、杉本哲太、井浦新ら16名のキャストと、片桐健滋監督が登壇。約4,000人のファンに映画の完成を報告した。

【写真を見る】山崎賢人が自撮り棒で記念撮影!映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』完成披露試写会は大盛り上がり
【写真を見る】山崎賢人が自撮り棒で記念撮影!映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』完成披露試写会は大盛り上がり

野田サトルの大人気コミック「ゴールデンカムイ」を原作に実写化した本作は、2024年公開の映画を皮切りに一大実写化プロジェクトがスタート。続編としてWOWOWにて「連続ドラマW ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-」が放送・配信された。埋蔵金争奪サバイバル・バトルの続編にして、大スペクタクルな冒険活劇である原作の第一部・完結編ともいえるエピソードがついに、映画館の大スクリーンに登場する。

主演の山崎賢人は「集大成が出来上がった!」と出来栄えに自信
主演の山崎賢人は「集大成が出来上がった!」と出来栄えに自信

「網走を目指して物語が進んできた」と振り返った、主人公・杉元佐一を演じた山崎は本作について「『ゴールデンカムイ』の集大成になっている映画」と出来栄えに自信。本作には「最初のほうに振り返りがあるので、ここからでも楽しめます」とおすすめした山崎は「集大成なので…」と念押しし、「続けてきたからこそ人間関係が発展していったところがある」と力を込め、シリーズを通しての鑑賞を願っていた。

「700人の囚人たちとすごいことになっています!」と本作でのアクションシーンに触れた山崎は「のっぺら坊に会うために、網走に来て。そのためにとにかく前に進んでいく戦いは、いいシーンになればいいなと思いながらやっていました」と撮影時の想いを語った山崎は、「それぞれの正義がぶつかり合います!」と見どころを語る。山田は「今回はアシリパ自身に迷いや葛藤、いろいろなものを表現するシーンが多かったです」と語り「このストーリーがシリーズのなかで大切な部分でもあるので、心を込めて演じました」と笑顔を見せていた。「山崎さんが真ん中にいるからこそ成立する作品、輝く作品だと今回改めて感じました」と話した山田は「背中を追いながら、学ばせてもらいながら、アシリパという役としては隣にいると安心するという相棒のような存在になれたらいいなと思っていました」と告白。山田のこの言葉に山崎も「僕も安心するし、相棒なので」と微笑み、「シリーズを経ているからこそ、気持ちをぶつけるシーンは思い切りできました」と信頼し合う仲だと認めていた。

アイヌの少女・アシリパ役の山田杏奈
アイヌの少女・アシリパ役の山田杏奈

杉元・アシリパと同じく金塊を狙う大日本帝国陸軍第七師団の中尉・鶴見篤四郎役の玉木は「すごいスポーツチームの監督兼選手のような気持ち」で演じているとし、「自身の特性を知って攻撃しなさい、と(笑)」とニヤリ。さらに玉木は、第七師団のメンバーはそれぞれの特性が戦いぶりに出ていて見応えがあるとうれしそうに話していた。第七師団の凄腕スナイパー・尾形百之助役の眞栄田は「尾形は目的とかなにがしたいのかがわかりにくい」と説明し、演じる際には内面、バックボーンを忘れないよう心掛けていたそうで「内に持っているものを忘れずにやりたいなと思っていました」とのこと。続けて眞栄田は「網走に入ってからは、個性豊かな役を演じるみなさんが大集合。それぞれの物理的な攻防戦もそうだし、心理的なところの攻防戦も見どころです」と呼びかけていた。

“脱獄王”の異名を持つ天才脱獄犯、白石由竹役の矢本悠馬
“脱獄王”の異名を持つ天才脱獄犯、白石由竹役の矢本悠馬

天才脱獄犯、白石由竹役の矢本は「みんながコメディ担当でみんながシリアス担当なのが『ゴールデンカムイ』」と話し、「前作はキャラの説明が必要で、1人でコメディを背負っていたけれど、(今回は)肩の荷が降りた感じ。チーム戦でコメディのシーンを作っていったという感触があります。前作を上回る”ゴールデンカムイ臭”が出ています」とニッコリ。現場を振り返り「朝、現場に入って賢人や杏奈ちゃんの姿が目に入ると、2人が『白石と一緒だ!』ってキラキラした顔をしてくれる。3人一緒なんだ、チームなんだって思っていたのですが、先ほど2人がお互いを相棒と話していて…」としょんぼりした矢本。山崎から「相棒…ではないかな(笑)」とニヤニヤすると、「仲間以上相棒以下なのか…」と複雑な表情で関係性に名前をつけようとする矢本に、会場も登壇者も大笑いだった。

凄腕スナイパー、尾形百之助役の眞栄田郷敦
凄腕スナイパー、尾形百之助役の眞栄田郷敦

鶴見の側近・月島基役の工藤は「鶴見中尉の右腕としてなんでもこなす人間。まだ描かれていないけれど、過去にもいろいろあった人物なので、月島だったらこうするだろうと考えながらアニメ、原作を見返して、月島のためだけに生きてきました」と撮影を振り返る。本作ではコメディ要素がより増えてくるが、工藤はそこを担っていないとし「笑いを堪えるのが必死。笑っちゃいけない。歯を見せちゃいけない。でもいっぱい笑ってしまいました」と反省する場面もあった。

第七師団一等卒で双子の軍人の片割れ・二階堂浩平役の柳はタイトなスケジュールでの撮影を振り返るなか、山崎が戦いの相手だったからこそいいアクションができたと胸を張る。「できるアクションが多かったのでよかったです。知らない人だと遠慮しちゃいがちだけど、賢人だからちょっといけたりする」と山崎との信頼関係でいいアクションシーンが完成したと微笑んだ柳に対し、「二階堂が映画で出てくると「『きたー!二階堂が!』ってなる(笑)」と笑顔の山崎は「積み上げてきたからこそのよさがある」と、こちらも柳に対しての信頼を言葉にした上で、二階堂の独特なトリッキー動きを相手にするのは大変だったがおもしろかったと大満足の仕上がりになった模様だ。

第七師団の中尉・鶴見篤四郎役の玉木宏
第七師団の中尉・鶴見篤四郎役の玉木宏

本作から登場の第七師団上等兵・宇佐美時重役の稲葉は「情報解禁から反響がすごかった。途中参加のプレッシャーがありつつ、みなさんが作ってくれた空気感を参考にさせていただきました」と感謝。アクションシーンを振り返り、「豚小屋でのシーン。僕が仮面ライダーだったころがあって(笑)。その時のスーツアクターの方が囚人側の相手でいてくださった。レジェンドとの再会が豚小屋でのアクションシーン。安心して飛び込める相手だったので、遠慮なくのびのびとやることができました」と個人的にうれしい再会があったとよろこんでいた。第七師団一等卒、谷垣源次郎役の大谷は「谷垣の誠実なところ、まじめなところを大事にしていた」と明かしたが、そんなまじめな谷垣の姿がツボだったと話したのはアイヌの占い師・インカラマッ役の高橋。「女優人生でNGを出したことがないのに、初めて出してしまいました。見ていてかわいいなぁって思いました」と目を細めた高橋は、本作で貴重なラブシーンを演じた谷垣とインカラマッのシーンに注目してほしいと呼びかけていた。

第七師団一等卒で双子の軍人の片割れ・二階堂浩平役の柳俊太郎
第七師団一等卒で双子の軍人の片割れ・二階堂浩平役の柳俊太郎

アシリパの父の旧友、キロランケ役の池内は今回プールで潜水の練習をしたという。その理由について「以前、撮影で人を救うシーンがあったけれど、僕は潜れなくて。潜水ができない。お腹に錘をつけられて(笑)。下にはいったけれど、上がってこられなかったという苦い思い出がありまして…」と告白。今回は練習のおかげで、夜中の湖に入水するシーンもうまくいったとうれしそうに報告していた。アクションシーンは慣れていないと力が入ってしまうと話した刺青を持つ脱獄囚、都丹庵士役の杉本は、山崎のアクションは「緩急がすごくいい。ものすごくやりやすい。シーンとしては大変だったけれど、仰向けで寝ている僕の手をとってパッと起こしてくれる。ものすごくやさしかったです!」とうっとりした表情を見せ笑わせていた。

アシリパの父、ウイルク役の井浦新
アシリパの父、ウイルク役の井浦新

和田が演じる網走監獄看守部長、門倉利運も本作から登場するキャラクターだ。「『ゴールデンカムイ』は個性の強いキャラクターが多い」と語った和田は「推しのいるファンも多いので、今日の舞台挨拶に来るのは正直嫌でした。アウェイな感じがしていて…。もちろん現場ではみなさん温かく迎えてくれたのですが」と話しながらも苦笑い。しかし撮影中にはうれしい出来事もあったそうで、「和田さんの門倉好きです!って言われて。早く言ってくれよって思いました」と推してくれる人がいたことにホッとしたと話すも「言われたのは撮影終盤。もっと早く言ってほしかった…」と残念がる場面もあった。

アシリパの父、ウイルク役の井浦は「ウイルクは尾形とはベクトルは違うけれど、なかなかつかみどころがなくわかりにくい」としながらも「わからなさを味わって演じていくなかで、今回ようやく辿り着きました!」と笑顔。「今作でやっとウイルクという人間が分かった気がした、わかりました。わかることができました。でもなにがわかったかは言いたくありません。絶対いまは言いたくありません」とネタバレに配慮し、言いたいけれど言えないと自分に言い聞かせる姿に観客も共演者も大爆笑だった。

網走監獄の典獄、犬童四郎助役の北村一輝
網走監獄の典獄、犬童四郎助役の北村一輝

網走監獄の典獄、犬童四郎助役の北村は出演の決め手は、を土方歳三を演じた舘の存在だったという。「撮影中、ずっと舘さんをかっこいいなって思って見ていました。カメラよりもいい位置で見ている。“アムラー”っていましたよね?僕は完全に“舘ラー”で。コートを着て舘さんの真似をしていました」と北村は満面の笑みで明かし、「アクションをやるたびに、いつ見ても近くにいる。やられそうになっても振り返れば舘ひろし。毎回感動していました!」と熱い想いを語り続け、「今回は映画の撮影現場を楽しんでいました」とずっと目を輝かせていた。舘は北村とのアクションシーンをよりよくするための提案をしたそうで、「出来上がったシーンは、北村くんがすばらしくてよかったです」と微笑む舘の言葉に、北村は照れながらもうれしそうに微笑んでいた。

本作の監督、片桐健滋
本作の監督、片桐健滋

片桐監督は「闇鍋ウエスタンというのを大事にしてつくってきた作品です。楽しんでいただける形にいなったと思うし、この場を借りて、執筆中のお忙しいなかでも野田先生にアドバイスをいただいたことに感謝を申し上げたいです」と原作の野田に感謝。イベントの最後は山崎の「『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』開幕ッ!」の掛け声で、キャノン砲から金テープが発射し、ド派手に試写会をスタートさせた。


取材・文/タナカシノブ

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」、柳俊太郎の「柳」は木へんに夘が正式表記
※アシリパの「ㇼ」、インカラマッの「ㇻ」と「ッ」は小文字が正式表記

関連作品