「人生で一番泣いた映画」「人が人を想うことを再認識できる」『90メートル』が紡ぐ母と息子の絆

コラム

「人生で一番泣いた映画」「人が人を想うことを再認識できる」『90メートル』が紡ぐ母と息子の絆

山時聡真菅野美穂がW主演を務めるヒューマンドラマ『90メートル』(3月27日公開)。難病を患ったシングルマザーの母と、人生の岐路に立つ高校3年生の息子の姿を通して、親子の絆と家族の愛を丁寧に描きだしている。メガホンをとったのは『か「」く「」し「」ご「」と「』(25)でも思春期のもどかしい想いをスクリーンに活写した中川駿監督。自身の実体験を交えたオリジナル脚本としても注目を集める本作は、観る者の胸に静かに、しかし確かに響く感動の物語だ。

今回MOVIE WALKER PRESSでは、公開に先駆けて開催された試写会でアンケートを実施。参加者からは「こんなに泣くなんて、愛情って温かいなと思いました」(40代・女性)、「温かくて優しい日々、つながる絆に感動であふれる涙が堪えきれなかった」(40代・女性)、「涙が止まらず、ここまで泣いた映画はなかなかないほどだった」(40代・女性)など、参加者の87%が泣いたと回答するほど、たくさんの感動の声が寄せられている。また完成披露試写会では、「人生で一番泣いた映画」と評するコメントも。そこで本記事では、観客のリアルな感想と共に作品の魅力を紐解いていきたい。

人生の岐路で揺れる、親子の繊細な心の機微を追った感動のドラマ

【写真を見る】山時聡真と菅野美穂の熱演が涙を誘う…!
【写真を見る】山時聡真と菅野美穂の熱演が涙を誘う…![c]2026映画『90メートル』製作委員会

小学生のころよりバスケットボールに打ち込んできた藤村佑(山時)の生活は、母の美咲(菅野)が難病を患ったことで一変する。母子家庭で育った彼は、高校2年生でバスケ部を辞め介護と家事を担う日々へ。ヘルパーの支援はあるものの常時見守れる体制ではなく、佑が母を支え続けていた。

やがて高校3年生となった佑は東京の大学へ進学したいと考えるようになるが、日に日に身体の自由を失っていく美咲を前にその気持ちを素直に打ち明けることができない。そんななか担任から新たな進学の道を示され、さらにケアマネジャーの下村香織(西野七瀬)から美咲の24時間介護のケア体制が整ったと知らされる。息子の未来を守りたい美咲は、「お母さんは大丈夫だから」と優しく佑の背中を押すのだが…。

互いを想いやる佑と美咲の強い絆に、気づくと涙が止まらない…

将来の夢と親の介護。難しい選択を迫られる高校生と、回復の見込みがない難病と向き合うシングルマザー。近年注目されるヤングケアラーというテーマを内包しながらも、物語の中心にあるのは困難のなかでも揺らがない親子の絆だ。家族だからこそ生まれる葛藤と、それでも変わらない愛情が観る者の心の琴線をせつなく震わす。互いを想いやる2人の姿に感動のコメントが多く寄せられた。

「母が息子を愛し、息子も母を愛する姿に感動しました」(40代・男性)
「親と子の愛や葛藤、仲間との絆など人が持つ心の温かさが根底に流れていて、素晴らしかった」(40代・女性)
「ヤングケアラーの話であり、母と息子による親子愛の話でもあり、重い内容のようでとても深い、見ごたえのある作品でした」(40代・女性)


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