真田広之にいまこそ聞ける…「SHOGUN 将軍」が2025年に打ち立てた歴史的快挙と新シーズン展開のカギ
「作品だけでなく現場自体も“参加してよかった”と思えるような場所にできればと考えている」
2026年1月から撮影が始まるシーズン2。作品の世界観を支えてきたキャストとスタッフが再び撮影地・バンクーバーに集結し、そこへ新たな才能が加わる。真田をはじめ、按針役のコズモ・ジャーヴィス、落葉の方役の二階堂ふみ、戸田広勝役の阿部進之介、樫木央海役の金井浩人など続投キャストが発表されているほか、新キャストとしては、水川あさみ、窪田正孝、金田昇、榎木孝明、國村隼が参加。さらに、目黒蓮の出演も大きな注目を集めている。
“帰ってきた仲間たち”と“新しい風”が交錯する現場について、真田は「キャストもクルーも半分以上はシーズン1からの続投なので、そのチームワークを楽しみながら臨みたいと思っています。ゼロからではないぶん、“もっと先へ行くぞ”という気持ちが強いですね。さらに今回は新しい日本人クルーやキャストも多く参加しますので、本当にウェルカムな体制を作って、存分に才能を発揮していただきたい。アットホームな現場にしたいですし、バンクーバーで数か月一緒に過ごすので、作品だけでなく現場自体も“参加してよかった”と思えるような場所にできればと考えています」とこれからの撮影を楽しみにしているよう。
そして、新キャストはいずれもオーディションを勝ち抜いた強者ばかりで、そこに対する真田のリスペクトも深い。「新たなキャストも随時発表されていきますが、全員がオーディションを受け、かなりの競争を勝ち抜いて役を掴んだ方々です。その努力や熱意にも敬意を払いたいと思っていますし、彼らが思い切り芝居ができるような現場にしたいです」。
さらに記者会見では、「『SHOGUN 将軍』は若い才能にチャンスを与え、世界へと紹介していく大切な舞台になっている」と語った真田は、海外を目指す若い世代たちへのエールも送った。「作品の中では日本語しか話さない役でも、現場では英語を使うスタッフがたくさんいます。英語は海外の現場に出るためのライセンスのようなもの。楽しみながらぜひ学んでほしい。そして、日本だけで活動していると“日本人離れした”スタイルが評価されることもありますが、海外で日本人が求められるのは“日本人らしさ”なんです。日本だけで勝負するなら、海外からいろんなものを取り入れて、日本のファンに見せるというのは一つの在り方だと思うんですけど、自分が海外でなにを求められ、なにをアピールできるのかを考えることが重要だと思います」。
世界的成功を収めたシーズン1が、いかにして生まれ、どんな視点で作られていたのか。真田広之の言葉から浮かび上がるものは、作品に注がれた膨大な熱量と、静かな情熱、そして未来への確かな視線だった。
いま改めてシーズン1を見直すと、そこに仕掛けられた数々の伏線や、キャラクターたちの10年後へつながる微細な表情、そして「SHOGUN 将軍」という作品の核がより鮮明に浮かび上がるはずだ。シーズン2、そしてその先の展開がどのように描かれていくのか。再発見を重ねながら、その航路を楽しみに待ちたい。
取材・文/編集部
