「ストレンジャー・シングス 未知の世界」最終シーズン配信直前に来日したダファー・ブラザーズを直撃!「シーズン5は『メタルギアソリッド』の影響を多大に受けている」
2016年にシーズン1が配信されて以来、世界中で大ヒットしNetflixの看板シリーズとなった「ストレンジャー・シングス 未知の世界」がついにフィナーレを迎える。シーズン5となる今回、超能力者イレブン(ミリー・ボビー・ブラウン)らホーキンスに住む少年少女たちは、裏側の世界から現実の世界を侵食しようとするヴェクナ(ジェイミー・キャンベル・バウアー)との最終対決に臨む。VOL1(第1話~第4話)が配信された11月27日の前週には、シリーズを復習するためにリピートするファンや新たに観始める視聴者が増え、過去4シーズンすべてがNetflixのグローバルチャートTOP10にランクイン!全世界からの注目度の高さがうかがえる。
そんな大ヒットシリーズの生みの親であるマット&ロスのダファー・ブラザーズが、11月21日から22日にかけてマイク役のフィン・ヴォルフハルト、ウィル役のノア・シュナップ、ルーカス役のケイレブ・マクラフリン、ダスティン役のゲイテン・マタラッツォと共に来日。シリーズ完結を前にした思いのほか、彼らが愛する日本のゲームやスティーヴン・キングのことも語ってもらった。
「引退していたフランク・ダラボンに『監督をやってください』と懇願したんです」(マット・ダファー)
――あなたたちが手掛けたオリジナルストーリーの『ストレンジャー・シングス』にはスティーヴン・キングの影響が大きいと言われています。実際、ワーナー・ブラザースが進めていた「IT/イット」映画化の監督に名乗りを挙げたものの、知名度が足らないということで断られたと聞いていますが、これは本当ですか?
マット「ほぼ正解ですよ(笑)。ひとつ違うのは『知名度が足らないから断られた』という部分。それどころか、会ってもくれなかったので会議室に入ることすらできなかった。もう門前払い状態、惨敗でした(笑)。僕たちは子どものころ観たキング原作の『IT/イット』のミニシリーズにめちゃくちゃハマってしまい、数週間、眠れなかったくらい大好きだったわけです。そこからキングも大好きになり、仰る通り、『ストレンジャー・シングス』には彼のDNAが間違いなく組み込まれています」
――シーズン5の第3話の監督はフランク・ダラボンです。彼はキングの小説の映画化におけるマスターのような存在です。それで彼を選んだのでしょうか。
マット「正解です。キングの小説の映画化はたくさんありますが、そのなかでもっともすばらしいのがフランクによる翻案であり作品だと僕たちは思っています。実は彼、引退していたんですが、それを無理やり引っ張り出して『監督をやってください!』と懇願したんです。我ながら、いい仕事をしたなと思っているんですけどね(笑)」
――ダラボンからなにかキングのおもしろい話を聞きましたか?
ロス「『ショーシャンクの空に』(キングの原作のタイトルは「刑務所のリタ・ヘイワース」)の話をたくさん聞きました。どのようにして脚色権を手に入れたのかと尋ねたら、キングはわずか1ドルで譲ってくれたそうです。当時のフランクといえば、監督デビュー作が『ショーシャンク~』なのでほとんど無名。にもかかわらずちゃんと話を聞き、しかも1ドルしか取らなかったわけですから、どれだけいい人なんだと思ってしまいますよね。ほかにもすてきな話をたくさん聞いたのですが、それはフランクのほうがおもしろく話せると思います」
