いい夫婦の日記念!ジャンルミックス型ホラー『トゥギャザー』ロマンチックなのに不気味な特別映像

いい夫婦の日記念!ジャンルミックス型ホラー『トゥギャザー』ロマンチックなのに不気味な特別映像

サンダンス映画祭のワールドプレミアで大反響を巻き起こし名だたる配給会社が激しい争奪戦を繰り広げたことでも話題となった『トゥギャザー』(2026年2月6日公開)から、11月22日「いい夫婦の日」を記念した特別映像が到着した。

【写真を見る】ティムとミリーを演じたデイヴ・フランコとアリソン・ブリーは本作のプロデューサーにして実の夫婦!
【写真を見る】ティムとミリーを演じたデイヴ・フランコとアリソン・ブリーは本作のプロデューサーにして実の夫婦![c] 2025 Project Foxtrot, LLCPhotoCredit Ben King

本作は、恐怖映画のサブジャンルであるボディホラーの「身体の突然変異」と恋愛の「共依存」を融合させ、倦怠期に差しかかったカップルがたどる想像を絶する運命を映しだすジャンルミックス型ホラー。監督は、すでにA24製作の次回作が決定しているオーストラリア出身の新人マイケル・シャンクスが担当する。

長年連れ添ってきたミュージシャン志望のティム(デイヴ・フランコ)と小学校教師のミリー(アリソン・ブリー)は、住み慣れた都会を離れ、田舎の一軒家に移り住む。ところが森で道に迷い、不気味な地下洞窟で一夜を過ごした直後から、2人の穏やかな日常が暗転。ティムは突然意識が混濁し、身体が勝手に暴走する奇妙な症状に悩まされ、気持ちがすれ違いがちだったミリーとの関係が揺らぎだす。やがて、その異変はミリーの身にも勃発。目に見えない磁力に引き寄せられるかのように互いを求め合うその想像を絶する現象は、2人が一緒に育んできた愛と人生すべてを侵蝕していく。

いい夫婦の日のあわせて解禁されたのは、本作の主人公であるティムとミリーの歴史を振り返る特別映像。旅行中の2人の仲睦まじい様子や特別な瞬間がスライドショーとして次々と映しだされていくが、ところどころ不可思議な写真が混入。映像が進むにつれて、その不気味さに拍車がかかる。

ティムとミリーに扮するフランコとブリーは、2012年から交際をスタートさせ2017年に結婚した実際の夫婦。本作も連名でプロデューサーを務めている。スライドショーには、映画に登場する姿とは異なる髪形や髭の姿も登場し、13年間共にした2人のプライベート写真も含まれていると推測できる。

そんな彼らが本作に参加することを決めた理由は脚本のおもしろさだと語っている。フランコは「脚本を読んだとき、すごく衝撃を受けました。斬新で大胆、そしてとても野心的だと感じたんです」と脚本に惚れ込んだフランコがブリーに一緒に作ることを提案。ブリーは「実際に夫婦である私たちだからこそ、この映画を作る意味があると思いました。ティムとミリーは10年以上一緒にいる関係。私たちも13年以上一緒にいるので、その歴史を重ね合わせて、説得力を持たせることができると思いました」と夫婦だからこそ演じることができると確信したと語っている。


不気味なストーリーとビジュアルに、公開前から高い注目が集まっている本作。映画館で新感覚の恐怖に身を委ねてほしい!

文/スズキヒロシ

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