ゆりやんがシッチェス・カタロニア国際映画祭ほか多数の映画祭に登壇!『禍禍女』ワールドツアー密着映像
これまで、芸人、俳優、ラッパー、声優、ラジオパーソナリティなど多方面で活躍してきたゆりやんレトリィバァ。彼女が映画監督を務める『禍禍女』が、2026年2月6日(金)に公開される。本作より、海外映画祭ワールドツアーの密着映像が到着した。
「女芸人No.1決定戦 THE W」、「R-1グランプリ」の王者となり、芸人としてその名を轟かせるだけでなく、アメリカのオーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」で海外進出を果たしたゆりやん。2024年にはNetflixシリーズ「極悪女王」の主演を務め、芸人として世界に挑戦するため、活動の拠点をアメリカ、ロサンゼルスに移した。さらに、今年7月16日にはYURIYAN RETRIEVER名義でソロアーティストとしてメジャーデビューするなど、その勢いは止まることを知らない。
2021年、あるテレビ番組で次に挑戦したいこととして「映画監督」と発言したゆりやんをたまたま観た本作のプロデューサーがコンタクトを取り始動した本企画。2024年のカンヌ国際映画祭の開催期間中に、カンヌの地で映画監督デビューが発表され話題となった。プロデューサーは、撮影までの約1年間、ゆりやんと頻繁に会って恋バナを聞き続けたという。そんなゆりやんのいままでの恋愛の全てが詰め込まれた(!?)映画『禍禍女』がついに爆誕する。
今回解禁になったのは、初監督作品『禍禍女』を引っ提げて、海外映画祭へと挑戦するゆりやんの姿を収めた特別映像。スペインの第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭、カナダの第54回モントリオール・ニュー・シネマ国際映画祭、アメリカの第45回ハワイ国際映画祭という3つの映画祭で舞台挨拶に挑むゆりやん監督の姿や、その舞台裏。さらには、いち早く映画を鑑賞した映画が好きな観客たちとのQ&A、上映後の興奮冷めやらぬ観客の感想コメントなど、盛りだくさんの映像となっている。
全世界から、個性的で刺激的な作品が集まる、世界三大ファンタスティック映画祭の一つである第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭では、スペイン語でのご挨拶から始まり持ち前の英語力で「『禍禍女』は私の恋愛体験がベースです、ホラー映画ですけどね。私もなぜホラー映画になったのかわかりません」と、ジョークを飛ばすと会場も大爆笑。上映後は、会場中から鳴り止まない万雷の拍手で迎えられ「この映画はとてもチャーミングで想像を超えてすごかったです!」と、興奮した様子の観客や、「すごくおもしろかったし超クール!最後まで最高でした!みんなにおススメしたい」、「あなたのユーモアのセンスも大好きです。こうして感じさせてくれて本当にありがとう」など、満面の笑みで本作を称賛する観客が多数。熱のこもった感想をそばで聞いていたゆりやんも、そんな観客たちとの交流を心から楽しんでいる様子が切り取られている。
北米で歴史ある映画祭のひとつであるモントリオール・ニュー・シネマ国際映画祭が行われた、カナダ・モントリオールでは、早くも『禍禍女』(英題では『MAG MAG』)の映画グッズがすでに売られているとのことで、スーパーマーケットに直撃。見つけたのは、現地で有名だというマヨネーズ、「MAG」。「これは、ハンバーガーソースとなっているので、きっとなんにでも合うんでしょうね!まさに映画『禍禍女』のように、誰にでも観ていただけるそういうものではないですか?」と、ゆりやんも「MAG」を2つ手に入れモントリオールを満喫している様子。
舞台挨拶では、フランス語での挨拶も披露すると、「MAG MAG」、「ジュテーム(愛してる)」のコール&レスポンスで会場のボルテージを上げ、上映スタート。上映後のQ&Aでは、観客から「ほかに作ってみたい映画のアイデアはありますか?」との質問に、「それはラブストーリーですね、もしかしたら大きな船の上で撮るような作品になるかも、上流階級の女性と貧しい男性が出会います」と、名作『タイタニック』(97)に引っ掛けると、会場は大きな笑い声に包まれた。
さらに作品へ込めたメッセージについて問われたゆりやんは、「これは私の復讐です、“禍禍女”はすべての女性であり、“私”でもあるんです」と作品への想いを口にする。現地の観客との交流を振り返ってゆりやんは、映画を通して、その恋愛観に共感をしたという観客の感想に触れ、「同じような境遇の方も多くて、うれしかったしびっくりしました。そういう風に思ってくれてたんだというところに感動しました。国を超えて、時を超えて大きな恋バナをしてる感覚になって楽しかったです」と、その感動を語ってくれた。同映画祭では、「Temps O(テンポ・ゼロ)」部門にて観客賞を受賞。多くの観客の心を射止めることとなった。
そしてハワイ国際映画祭では、モントリオールに続き、映画芸術の未来を切り拓く新進気鋭の映画人に授与される、極めて名誉ある賞ハレクラニ・ヴァンガード・アワードを受賞。過去には、映画『怪物』(23)、『BAD LANDS バッド・ランズ』(23)などで世界的評価を得た安藤サクラも受賞しており、その年に“映画界に革新をもたらした人物”だけが選ばれる特別な栄誉に輝いた。その授賞式に参加したゆりやんは、そこでも持ち前のユーモアを発揮し会場の笑いを誘うと、憧れの巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督へその喜びを伝える場面も(!?)。
作品を鑑賞した観客からは、「本当に楽しめました、とてもおもしろい映画だと思います」、「ストーリーも好きでしたし、深いテーマを感じました」、「とても個性的なスタイルで、美しく、でも同時にすごく怖かったです、本当に怖かったけどすごくおもしろかったです、ずっと夢中になって観ていました」、「この映画はすべての観客に観てほしいと思います、楽しいだけじゃなくちゃんとメッセージもある、もう監督の次回作が楽しみです」と、称賛や、早くも次回作を期待する声が続々。さらには、授賞式翌日、現地ハワイの朝のテレビ番組からのオファーで生出演。映像には、緊張した面持ちで、インタビューに答えるゆりやんの姿も収められている。
今回、初監督作『禍禍女』で立て続けに3つの海外映画祭へ参加したゆりやんは、「映画っていままでの自分の人生のなかでは、おもしろいし大好きだけど、スクリーンを座って静かに観ないといけないというのが常識だったんですけど、映画祭ではみんなが一体になって、拍手したりとか一体感のあるライブなんだと感動しました」と、各国の上映に参加した感想を表現。ある観客から「ほんとに映画が好きなんだなと思いました」という感想をもらったと言うゆりやんは、「いち芸人が、急に映画監督ですって名乗り出てきて、畏れ多い想いもあったんですが、自分がいままで映画が好きだという気持ちが伝わったことがうれしかったですね」と、その喜びを語った。
最後にゆりやんは、「バレンタインムービーとして、みなさんに楽しんでもらえるように頑張ります!『禍禍女』禍禍しい気持ち届け!LOVE」と、2026年2月6日(金)の公開を待つ日本の観客へ向けてメッセージを送った。
そして、10月26〜31日までイタリアで開催されていた、第8回モンスターズ・ファンタステック映画祭の主要部門である、国際長編映画コンペティション部門にて、なんと最優秀作品賞の栄冠に輝き、モントリオール・ニュー・シネマ国際映画祭、ハワイ国際映画祭に続く受賞となり、3冠を達成。ますます『禍禍女』の勢いは増すばかり。さらに、フランスで行われる、第14回パリファンタスティック映画祭、スイスの第6回ブルゴーレホラー映画祭への正式出品も決定。今後の各海外映画祭での活躍にも注目したいとこだ!
文/サンクレイオ翼
※「Temps O」の「0」はスラッシュ付きOが正式表記
