大森一樹監督、生前最後の企画完成『幕末ヒポクラテスたち』佐々木蔵之介主演&緒方明監督で映画化!2026年初夏公開
<スタッフコメント>
●緒方明(監督)
「私にとって大森一樹は師であり、兄貴であり、大学で映画を教える講師仲間であり、映画を肴に痛飲する友人だった。そんな大森さんが還らぬ人となったのはコロナの猛威がほんの少し落ち着いたかに見えた2022年の秋。私はただただ呆然とするしかなく深い喪失感に包まれた。そして、大森一樹は巨大な宿題を遺していった。『幕末ヒポクラテスたち』と題された一冊の脚本。西岡琢也さんと作り上げたそのホン。生前下北沢の飲み屋で『これが俺の遺作やな!』とよく語っていた企画だった。その映画を完成させないか?森重プロデューサーから話があった。私は震えた。とんでもない『置き土産』だった。世の中には『断れない依頼』というものが存在する。大森さんの不在をなかなか受け止められない私は大森さんの遺作になるはずだった作品を監督することにした。この歳になって初めてのことばかりだった。初めての時代劇。初めての京都太秦撮影所。スタッフルームには大森さんのニッコリ笑った写真を置き毎朝手を合わせてから現場に向かった。頼もしい東京、京都混成チームのスタッフや豊かな俳優陣と共に濃密で幸福な時間が流れ作品は完成した。映画は暗闇で観るもの。でも映画を作る私たちはいつだって『暗くなるまで待てない!』でいる」
文/鈴木レイヤ
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