ファンも言葉を失う…?宮舘涼太が『火喰鳥を、喰う』で怪演する強烈キャラから目が離せない

ファンも言葉を失う…?宮舘涼太が『火喰鳥を、喰う』で怪演する強烈キャラから目が離せない

儀式の衣装も着こなしてしまう宮舘涼太のカリスマ性

目を逸らすことのできない奇天烈なキャラで相手や観客の心をざわつかせながら、言っていることをちゃんと理解させる。この相反する2つのことを完璧にやってのけているのが、宮舘のスゴいところで、そのバランスはいっさいブレない。日記を燃やそうとする雄司や夕里子に、人間の思念が現実を変えてしまう、ブラックホールにも似た“籠り”の概念を伝える中盤のシーンも妙な説得力があるが、極めつけは解呪の儀式を行うクライマックスだ。ほかの人がやったらたぶん失笑ものだろうけれど、宮舘は紫と黄色の袈裟をしっかり着こなすことで、不気味さに変えている。

【写真を見る】解呪の儀式のコスチャームもしっかり着こなし、不気味さに変える宮舘涼太
【写真を見る】解呪の儀式のコスチャームもしっかり着こなし、不気味さに変える宮舘涼太[c] 2025「火喰鳥を、喰う」製作委員会

そこではアイドルの彼自身が持っているカリスマ性やオーラも十分機能しているが、そこから続く雄司との壮絶なバトルでとんでもない姿になる宮舘にファンは言葉を失うかもしれない。“もう一つの現実”に登場する、勝ち誇ったような彼の笑顔も間違いなく脳裏に強く焼きつけられるはずだ。

夕里子に執着する北斗と雄司がぶつかり合う
夕里子に執着する北斗と雄司がぶつかり合う[c] 2025「火喰鳥を、喰う」製作委員会


いったい北斗総一郎とは何者なのか?彼の真の目的は?そして最後の最後まで彼に翻弄される雄司と夕里子の運命は?そのすべての鍵を握っている宮舘涼太から目が離せない!

文/イソガイマサト

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