『沈黙の艦隊 北極海大海戦』は3位スタート!動員ランキングは2週連続で邦画がトップ10独占、“洋画閑散期”はいつまで続く?

『沈黙の艦隊 北極海大海戦』は3位スタート!動員ランキングは2週連続で邦画がトップ10独占、“洋画閑散期”はいつまで続く?

『チェンソーマン』『鬼滅』『8番出口』が引き続き絶好調!

2週連続で首位を飾った『チェンソーマン レゼ篇』の週末3日間の成績は、動員52万3000人、興収7億9970万円と、前週比65%の動員と64%の興収を記録。公開から10日間の累計成績では動員196万人&興収29億8000万円を突破しており、まだまだ数字を伸ばしていく可能性は非常に高い。

北米で2週連続Vの快挙を成し遂げた『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』。ついに興収350億円の大台に
北米で2週連続Vの快挙を成し遂げた『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』。ついに興収350億円の大台に[c]吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

一方、公開11週目も2位をキープした『劇場版『鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は、この週末3日間で動員27万1000人、興収4億4700万円を記録。動員&興収どちらも前週比69%と、そろそろ落ち着きはじめてきたようにも見えるが、それでも先週末から1週間で動員64万人&興収10億円を上乗せしており、累計成績は動員2426万人&興収350億円を突破。

9月25日の公開28日目に累計興収40億円に到達した『8番出口』(公開中)は、週末3日間で動員16万8000人、興収2億3600万円を記録して4位にランクイン。公開31日間の累計成績は動員301万人&興収42億円となり、着実に興収50億円の大台に近づきつつある。

公開17週目も5位!『国宝』が興収154億円に到達
公開17週目も5位!『国宝』が興収154億円に到達[c]吉田修一/朝日新聞出版 [c]2025映画「国宝」製作委員会

また、公開17週目を迎えてもなおトップ5圏内を守りつづけている『国宝』は、累計成績で動員1092万人&興収154億円に到達。引き続き平日の動員では上位作品に負けない安定感を見せているようで、前週末からの上乗せも動員では42万人、興収では5億円以上と衰え知らず。日本の実写映画歴代No.1に君臨する『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(03)との差は、あと20億円を切っている。

阿部寛主演『俺ではない炎上』は8位スタートに
阿部寛主演『俺ではない炎上』は8位スタートに[c]2025「俺ではない炎上」製作委員会 [c]浅倉秋成/双葉社

以下は、1~10位までのランキング(9月26日〜9月28日)
1位『チェンソーマン レゼ篇』
2位『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来
3位『沈黙の艦隊 北極海大海戦
4位『8番出口』
5位『国宝』
6位『ブラック・ショーマン』
7位『映画キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!』
8位『俺ではない炎上』
9位『宝島』
10位『ひゃくえむ。』

今週末はレオナルド・ディカプリオとポール・トーマス・アンダーソン監督がタッグを組んだ『ワン・バトル・アフター・アナザー』、水上恒司と山下美月、Snow Manの宮舘涼太の共演で同名ミステリ小説を映画化した『火喰鳥を、喰う』(10月3日公開)、村上春樹の短編集をベースにしたNHKドラマの劇場版『アフター・ザ・クエイク』(10月3日公開)などが控えている。


文/久保田 和馬

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