マーティン・スコセッシ監督の新作スリラーに、レオナルド・ディカプリオ&ジェニファー・ローレンスが出演へ

マーティン・スコセッシ監督の新作スリラーに、レオナルド・ディカプリオ&ジェニファー・ローレンスが出演へ

マーティン・スコセッシ監督が『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(23)に続いてAppleとタッグを組む次回作『What Happens at Night』に、レオナルド・ディカプリオジェニファー・ローレンスが出演交渉中であることがわかった。「Deadline」など全米複数メディアが報じている。

【写真を見る】ディカプリオ×スコセッシ、ハリウッドを代表する名コンビが7度目のタッグ!
【写真を見る】ディカプリオ×スコセッシ、ハリウッドを代表する名コンビが7度目のタッグ![c]Everett Collection/AFLO

本作は、ピーター・キャメロンの同名小説を原作としたサイコスリラー。養子を迎えるために雪深いヨーロッパの小さな街を訪れたアメリカ人夫婦。とあるホテルにチェックインした彼らは、そこで華やかな歌姫や放蕩者のビジネスマン、カリスマ的な祈祷師など謎めいた人々と出会う。奇妙で凍てついた場所で、夫婦は養子の引き取りに悪戦苦闘し、次第に自分たち自身や人生について見失っていくことに。

2023年春にスタジオカナルが原作小説の映画化権を取得し、『あるスキャンダルの覚え書き』(07)でアカデミー賞脚色賞にノミネートされたパトリック・マーバーが脚本を執筆。当初スコセッシ監督はプロデュースのみを務める予定だったが、今回の報道によれば、自らメガホンをとるとのこと。また、Apple Original Filmがスタジオカナルと共同で出資と製作を行なう見込みで、来年1月の撮影開始が予定されている。

3度目のタッグだった『ディパーテッド』で、スコセッシ監督は悲願のオスカーを受賞
3度目のタッグだった『ディパーテッド』で、スコセッシ監督は悲願のオスカーを受賞[c]Everett Collection/AFLO

スコセッシ監督とディカプリオといえば、『ギャング・オブ・ニューヨーク』(02)を皮切りに、『アビエイター』(04)、『ディパーテッド』(06)、『シャッター アイランド』(09)、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13)、そして『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(23)でタッグを組んできた盟友。ローレンスはスコセッシ監督と初タッグとなり、ディカプリオとは『ドント・ルック・アップ』(21)以来の共演となる。

昨年4月、スコセッシ監督はキリストの生涯を描く『The Life of Jesus』と、フランク・シナトラの伝記映画の2本を年内に製作することを計画。しかし前者は撮影予定地であるイスラエル情勢の影響で開発自体が見送りとなり、後者もシナトラ財団の承認がおりずに無期限の製作延期に。ちなみにシナトラの伝記映画では、ディカプリオがシナトラ役、ローレンスがその妻だったエヴァ・ガードナー役を演じる予定であったと伝えられている。

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』に続き、スコセッシ監督とディカプリオ、Appleがコラボレーション
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』に続き、スコセッシ監督とディカプリオ、Appleがコラボレーション[c]Everett Collection/AFLO

60年近くのあいだ映画界の第一線を走り続け、今年11月には83歳を迎えるスコセッシ監督。27本目の長編劇映画となる次回作が無事にスタートすることを願いながら、その続報を待つことにしよう。


文/久保田 和馬

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