『サイコ2』リチャード・フランクリン監督の『ロードゲーム』が、約45年を経て日本初公開決定

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『サイコ2』リチャード・フランクリン監督の『ロードゲーム』が、約45年を経て日本初公開決定

『サイコ2』(83)などで知られ、“オーストラリアのヒッチコック”や“ヒッチコックの継承者”といわれたリチャード・フランクリン監督。日本で劇場未公開だった彼の監督作『ロードゲーム』が、製作から約45年の時を経て、10月31日(金)より公開されることが決定した。

『ロードゲーム』は、冷凍豚肉を運送中のトラックドライバーがバラバラ殺人事件の容疑をかけられ、事件の真相を自ら追求しようとする中で、様々な恐怖に巻き込まれていく様子を描いたサスペンス・ロードムービー。1982年当時、サターン賞・最優秀外国映画賞にノミネートされ、クエンテイン・タランティーノが好きなオーストラリア映画ナンバーワンとして挙げるなど、映画ファンから熱狂的な支持を得ていたものの、日本では公開されていなかった。

【写真を見る】鬼才・リチャード・フランクリン監督が描くサスペンスロードムービー『ロードゲーム』
【写真を見る】鬼才・リチャード・フランクリン監督が描くサスペンスロードムービー『ロードゲーム』[c]1981 QUEST FILMS PTY.. LTD.

野犬ディンゴをお供に、独り言を喋り続け空想癖のあるトラック運転手、というクセのある主人公クイッドを演じるのは『ロング・ライダーズ』(80)、『エスケープ・フロム・L.A.』(96)のステイシー・キーチ。ヒッチハイカー役で『ハロウィン』(78)、『プロムナイト』(80)のジェイミー・リー・カーティスが共演し、『マッドマックス』(79)、『マッドマックス2』(81)を手がけた作曲家ブライアン・メイが音楽を担当している。

『ロードゲーム』の手腕が認められ、その後ハリウッドで『サイコ2』の監督に抜擢された経緯を持つフランクリン。彼が敬愛するアルフレッド・ヒッチコック監督の名作『裏窓』(54)にオマージュを捧げたという本作を、ぜひスクリーンで目撃してみてほしい。


文/MOVIE WALKER PRESS編集部

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