マイケル・キートンが監督、主演、製作を担う渾身作!『殺し屋のプロット』12月日本公開

マイケル・キートンが監督、主演、製作を担う渾身作!『殺し屋のプロット』12月日本公開

本日9月5日(金)はマイケル・キートンの誕生日。この記念すべき日に、キートンが監督、主演、製作の三役を担った渾身作『殺し屋のプロット』が12月5日(金)より公開されることが決定。場面写真、メイキング写真が解禁となった。

【写真を見る】『殺し屋のプロット』でついに共演を果たしたマイケル・キートンとアル・パチーノ
【写真を見る】『殺し屋のプロット』でついに共演を果たしたマイケル・キートンとアル・パチーノ[c] 2023 HIDDEN HILL LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

本作はVariety誌で「デヴィッド・フィンチャー監督の『ザ・キラー』を凌駕するLAネオ・ノワールの誕生」と絶賛された注目作。主人公は二つの博士号を取得し、元陸軍偵察部隊の将校という異色の経歴を持つ“完璧な殺し屋”ジョン・ノックス。ある日突然、急速に記憶を失う病により、数週間のうちにすべてを忘れてしまうという残酷な宣告を受けた彼は、殺し屋としての家業に終止符を打つ決意を固める。しかしそんな矢先、長年絶縁していた息子マイルズが現れ、殺人の罪を隠してほしいと涙ながらに懇願される。刻一刻と記憶が消えていくなか、ノックスは息子のために“人生最期の完全犯罪”に挑む。

主人公ノックス役にキートン。『バットマン』(89)で一躍スターダムに躍り出て以降、多彩な役柄で存在感を放ち続けきたハリウッドスターだ。近年は『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(14)や『スポットライト 世紀のスクープ』(15)で再び演技派としての評価を確立し、『スパイダーマン:ホームカミング』(17)や『ザ・フラッシュ』(23)、『ビートルジュース ビートルジュース』(24)などの大作映画にも出演して脚光を浴びている。そんな彼が満を持して監督、主演、製作の三役を一手に引き受けた本作は、まさに半世紀に及ぶキートンのキャリアの集大成とも言える作品だ。

この伝説的なプロジェクトに加わるのは、映画史にその名を刻む名優アル・パチーノ。『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』(92)でのアカデミー賞受賞をはじめ、『ゴッドファーザー』(72)、『セルピコ』(73)、『狼たちの午後』(75)、『アイリッシュマン』(19)など9度のアカデミー賞ノミネート経験を持ち、いまもなお第一線で活躍する“ハリウッドの生ける伝説”が、ノックスの盟友ゼイヴィア役を演じて物語の重厚な世界観を支える。意外にもキートンとは初共演となるパチーノ。2人のレジェンド俳優が一堂に会する瞬間も本作の大きな見どころの一つだ。

さらに、ノックスの元妻ルビー役にはアカデミー賞受賞俳優のマーシャ・ゲイ・ハーデン。息子マイルズ役には「X-MEN」シリーズのサイクロップス役で人気を博し、2026年公開予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)最新作『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』で同役を再演することでも注目を浴びているジェームズ・マースデン。さらに、ノックスと密会を重ねていたコールガールのアニー役を『COLD WAR あの歌、2つの心』(18)で鮮烈なファム・ファタールを務めたヨアンナ・クーリクが演じるなど、実力派俳優が集結した。とりわけ、DCとマーベルというアメコミ界の2大ユニバースでヒーロー映画を彩ってきたキートンとマースデンの共演は、映画ファンにとって必見のポイントといえる。


記憶を失い、残された時間で最期の知略を絞り出すノックス。果たして完全犯罪は成功するのか。緻密さと哀愁をまとう極上のLAネオ・ノワール『殺し屋のプロット』に引き続き注目してほしい。

文/平尾嘉浩

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