見た目は老女、中身は10代！『シャッフル・フライデー』ジェイミー・リー・カーティスのコメディエンヌぶりをリンジー・ローハンらが絶賛

ジェイミー・リー・カーティス、リンジー・ローハンら豪華キャストが共演するディズニーの最新実写映画『シャッフル・フライデー』が、9月5日(金)より公開される。本作で「見た目はおばあちゃん、中身はティーン」という役柄を演じたベテラン女優、カーティスについてローハンらキャストや監督が絶賛している。

ジェイミー・リー・カーティス、リンジー・ローハンら豪華キャスト共演の『シャッフル・フライデー』[c]2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

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ママであるアンナ(ローハン)とおばあちゃんのテス(カーティス)と暮らす高校生のハーパー(ジュリア・バターズ)。アンナは結婚間近で、結婚相手の娘、リリー(ソフィア・ハモンズ)はキライな同級生だ。複雑な気持ちで迎えたある金曜日、目覚めると家族の体が“シャッフル”しているという事態に！アンナ⇔ハーパー、テス⇔リリーとなるが、どうやったら元に戻れるのか？入れ替わって見えてきた、それぞれの本当の気持ちとは？

古今東西、数々ある“入れ替わり”の物語で、10代の孫娘のクラスメイト、リリーとシャッフルしてしまった祖母を演じたカーティス。1977年に映像デビューを果たし、『トゥルーライズ』(94)でゴールデン・グローブ主演女優賞、そして『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(23)でアカデミー助演女優賞を獲得するなど、長きにわたり映画界で活躍してきた名女優だ。今回は、中身がティーンエイジャーの祖母で、入れ替わったことを利用し、父親の再婚を阻止しようと大混乱を巻き起こすというカオスな難役を、身体を張りながらも軽やかに演じている。

プライベートでも親交が深いローハンは、カーティスについて「ジェイミーは輝きとエネルギーに満ちあふれているので、彼女と一緒に仕事ができるのは最高！」と絶賛し、カーティスとの共演を即決したという。

リンジー・ローハンも「彼女と一緒に仕事ができるのは最高！」と本作への出演を即決したそう[c]2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

監督のニーシャ・ガナトラは「ジェイミーのおもしろいところは、自らをコメディ俳優ではないと公言していること。身体を使ったコメディの演技はできないと主張していますが、実際にはアドリブでベストな笑いを引き出せる人」と、コメディエンヌとしてのカーティスの魅力を分析しつつ、「でも。それ以上に素晴らしいのは、観ている者の心を張り裂くほどの感動的な演技です」とも語る。「特に印象的だったのは、(リリーにとっては)再婚を控えた父の婚約者であるアンナが、ウェディングドレスを試着するシーン。母親と死別したリリー(身体はテス)のもろくて不安な心、彼女自身の世界が喪失してしまったような悲しみを見るたびに、私は心から感動するんです」と、名優の繊細な演技を絶賛している。

カーティスの口から「尿もれ」「骨密度」というワードが連発!?[c]2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

ファッションが大好きでオシャレ命の10代が突然、グレイヘアのおばあちゃんになり、「尿もれ」「骨密度」「肌の乾燥」に悲観する演技が自虐的に見えないジェイミーの、笑いのセンスと圧巻の演技力が肝となった本作。3世代4人が入れ替わる設定で、祖母テスと義理の孫娘になる予定のリリーという接点があまりない2人がシャッフルされるにはある理由があるのだが、そのヒントについて「ディズニー映画は、実は“喪失”を扱っていることが多い。テスとリリーにはある“喪失感”が感情の根底に作用しています。そういった部分が、この作品を感動的なものにしているのだと思います」とカーティスは明かす。

そして、全世界で愛され、作り続けられている“入れ替わりの物語”について「身体が入れ替わることで、自分以外の人の人生がいかに大変なものなのかに気づく。他者の視点から世界を見ることで、その大変さを理解するというのは、普遍的な物語です。そしてこの作品は、愛と思いやりを描いた物語なのです」と本作の魅力を語っている。