藤岡弘、4人の子どもたちにエイリアン襲来時の対処法を指南!「武道で最強なのは、逃げること」
「エイリアン」シリーズ初のドラマシリーズ「エイリアン:アース」が、8月13日(水)よりディズニープラス「スター」にて独占配信される。8月11日には配信直前イベントが東京都内で行われ、藤岡弘、、天翔愛、藤岡真威人、天翔天音、藤岡舞衣が出席した。
巨匠リドリー・スコットが生みだした、『エイリアン』(79)。そこから始まった同シリーズでは、宇宙船や惑星を舞台に、人類と宇宙最恐の生命体“エイリアン”との壮絶な戦いが描かれてきた。スコットが製作総指揮を務めたドラマシリーズ「エイリアン:アース」の舞台は、シリーズ1作目『エイリアン』の2年前である2120年の地球。世界はプロディジー、ウェイランド・ユタニ、リンチ、ダイナミック、スレッショルドという5つの大企業によって統治されていた。そんななか、ウェイランド・ユタニ社の宇宙船が地球に墜落し、人類は宇宙最恐の生命体と対峙することになる。
すでに第1話を鑑賞したという藤岡ファミリー。愛は「主人公のウェンディが、『兄は死なない』と信じ続けている。宇宙最強の生命体が降りてくるという危機のなかで、兄のことを信じ続けている。私もきょうだいが多いので、すごく共感しました」と家族のドラマにも感銘を受けたとのこと。「もともとSFやアクションが好きで、よく家族でも観る」という天音は、「出てくる生き物が全部、迫力がある。エイリアンが襲ってきたらどうなるんだろうと、自分に当てはめながら観た」とコメント。
真威人は「とにかく、ハラハラドキドキが止まらなかった。いい意味で心が休まる暇がない。緊迫感やスリルを掻き立ててくれるものが満載」と興奮気味に語り、初めてシリーズを観たという舞衣も「超パワーがカッコいい。私も主人公のように、超パワーを手に入れたいなと思っちゃいました。周りのキャラクターたちも個性があって、すごくおもしろい。これからのストーリーで、一人一人を掘り下げていくのかなと思うとワクワクします」と笑顔を弾けさせると、子どもたちの「ワクワクした」「おもしろい」という感想に、一家の父である弘、は「甘いな」とバッサリ。「危機センサーをオンにしておかなければいけない」と注意喚起を促した。
ついに戦場が地球となる本シリーズだが、「もし地球にエイリアンがやってきたらどうする?」という質問が投げかけられるひと幕もあった。愛は「私は逃げます」とキッパリ答え、弘、は「いいことを言うな」とにっこり。愛が「未知の生命体なので、どんなパワーを持っているかもわからない。まずは逃げて、命を落とさないことが第一条件だと思う」と語ると、「最強は逃げることなんだ」と改めて賛成した弘、は「相手を知るまでは、逃げて逃げて逃げまくる。しかしどうしても、家族を守るために立ち向かわなければいけないことが出てきたら、団結をしなければいけない。家族で団結する。人類すべてで団結する。団結して、すべての知恵を絞りながら、相手を見定めながら、やっつける方法を模索していく」と対処法を指南した。
天音と舞衣も「逃げることが一番いいと思っていた」と続くなか、真威人は「僕は戦うかな」と意欲を燃やし、「藤岡家にはヒーローがいますから」と笑顔を見せる。弘、は「戦うことはいいんだ」と励ましながらも、「むやみやたらに戦ってはダメだ。自分の命を守ることによって、家族を守るんだ。その責任感を忘れちゃダメだ。相手の弱点を見つけるまでは逃げる。いざとなった時、人間には勇気が必要。精神の強さが大事なんだ」とアドバイス。子どもたちも「逃げるのは負けじゃない」とうなずくと、弘、は「武道で最強なのは、逃げること」だと力を込めていた。
「“生きる知恵を学べ”というのが、私の子どもたちへの教えなんです」という弘、だが、本作を観たところ「人類には、いろいろな危機が起きる可能性が秘められている。これは空論ではない」と現実味を感じたとのこと。「主人公のような状況で、自分だったらどうするのか。どうやって逃げるのか、立ち向かうのかを考えた。いろいろな刺激を与えられて、未来や人生におけるヒントを与えられた」としみじみ。「子どもを守るためにはどうしたらいいか」ということも考えさせられる内容であるからこそ「家族で観るのもいい」とオススメしつつ、「この物語を観ながら、未来における問題意識を持ってみてもらいたい。大事な人類へのメッセージ、警告だと思っている」と熱っぽく語っていた。
またこの日は、虎ノ門ヒルズにエイリアンの卵が落ちてきたという設定で、弘、と愛が回収したエイリアン収納ユニットをステージでお披露目する場面も。エイリアン格納ユニットは、8月11日(月・祝)17時~8月24日(日)16時まで、虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー2Fの水景メディア イベント スペースにて一般公開される予定だ。
取材・文/成田おり枝