アナ・デ・アルマス、7年振りの来日!『バレリーナ:The World of John Wick』ジャパンプレミアで角田夏実とアクション談義
切れ味鋭いアクションとスタイリッシュな世界観、壮大なスケールの物語が好評を博し、世界中で大ヒットを記録したアクション映画「ジョン・ウィック」シリーズ。そのスピンオフ作品『バレリーナ:The World of John Wick』(8月22日公開)のジャパンプレミアが、8月7日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、主演のアナ・デ・アルマスとレン・ワイズマン監督が来日。レッドカーペットイベントおよび、舞台挨拶を行った。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(20)で一躍トップスターとなり、マリリン・モンローを演じた『ブロンド』(22)でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたアナ・デ・アルマスの来日は、『ブレードランナー 2049』(17)のプロモーション以来7年ぶり。レン・ワイズマン監督は『アンダーワールド』(03)以来、実に22年ぶりの来日となる。
レッドカーペットイベントを終え、舞台挨拶のステージに駆けつけたアナは、登壇するや「今日はこんなにも大勢の方にお越しいただいて、本当にうれしいです。私自身、10年前から知っている大好きな映画のシリーズに、このような形で関われたことを誇りに思っています。私たちも日本の皆さんに早く本作を観ていただきたくてワクワクしていますし、まるでアトラクションに乗っているかのような感覚を味わえる、本当に楽しい作品になっているので、どうぞご期待ください」とコメント。
ワイズマン監督も「この映画は、本当にいろんなエネルギーが注ぎ込まれた、ワクワクすること間違いなしの作品に仕上がっています。緊張したり、思わず声が出るくらい興奮したり、怖くて手で目を覆いながらも、指の隙間から覗き見したくなったり。そうして大笑いするようなシーンもある、本当にさまざまな体験ができる映画になっていますので、どうぞ最後までお楽しみください」と話し、客席からは拍手が起こった。
続けて2人が、ジョン・ウィック役のキアヌ・リーヴスと共演した際のエピソードや、日本での過ごし方について話していると、ゲストとして、柔道女子48キロ級でパリ五輪金メダルの柔道家・角田夏実が駆けつけ、アナたちに花束を贈呈するコーナーが展開。柔術まで取り入れて小柄な体格で世界と戦った角田と、過酷なトレーニングを経て、柔道をルーツに持つロシアの格闘技サンボを劇中で披露したアナによるアクション談義がくり広げられた。
その際、角田から監督に「私は関節技が得意で、本作も“自分だったらこのシーンではこうやって技をかけるな”とか、いろいろ考えながら拝見させていただきました。もしよかったら、次回作ではぜひ私も…」と、自分を売り込む一幕もあり、これを受けてワイズマン監督は「すばらしいアイデアだと思います。でも、カメラが回っていないところで僕に技をかけたりしないでね(笑)」と返答。アナからも「敵として登場すると恐ろしいから、そのときは絶対に味方の役でキャスティングしてください」といったコメントが飛び出し、会場は笑いに包まれた。
さらにイベントの後半では、角田がアナとワイズマン監督に名前入りの柔道着をプレゼントするサプライズも。道着に袖を通したアナはご満悦の様子で、角田に「これは実際に競技の時にも着る道着ですか?」と質問。自分が着ている柔道着と同じものだと答えると、「とてもクールだし、色も綺麗で気に入りました。ジーンズと併せて、そのまま街を歩きたいです」と話し、角田も「アナさんが着られると、柔道着がすごくおしゃれな一着に見えますね。なんといいますか、すごく羨ましいです(笑)」と返した。最後に登壇者全員で鏡割りを行ると、大盛況のうちにジャパンプレミアは終了した。
取材・文/ソムタム田井