『星つなぎのエリオ』は“ピクサー泣き”必至…映画ファンに一番泣いたディズニー&ピクサー作品を聞いてみた!

『星つなぎのエリオ』は“ピクサー泣き”必至…映画ファンに一番泣いたディズニー&ピクサー作品を聞いてみた!

【3位】“おじいちゃん”が主人公の異色作『カールじいさんの空飛ぶ家』

妻亡きあと、妻との夢を叶えるため冒険へ繰りだす主人公カールの旅を描く『カールじいさんの空飛ぶ家』
妻亡きあと、妻との夢を叶えるため冒険へ繰りだす主人公カールの旅を描く『カールじいさんの空飛ぶ家』『カールじいさんの空飛ぶ家』 ディズニープラスで配信中 [c]2025 Disney/Pixar

比較的若い年齢のキャラクターが主人公になることが多いアニメーション作品のなかで、無口で頑固な78歳のおじいちゃん、カール(声:飯塚昭三)を主人公にするという大胆な設定が話題を呼んだ『カールじいさんの空飛ぶ家』(09)も大人気。最愛の妻を失ったカールは、立ち退きを迫られている家に無数の風船をつけ、人生最後の冒険に旅立とうと決心する。

カールを無謀とも思える旅に駆り立てた原動力は、病で他界してしまった妻との長年の約束を果たしたいという純粋な想い。アンケートでもやはりカールから妻への愛情に心揺さぶられた人が多かったようで、

「カールじいさんと奥さんの回想シーンは思い出しただけで泣ける。いろいろなネクタイを締めてもらうシーンで、時の経過を表現しているのもよかった」(40代・女性)
「人生の大半を共に過ごしたパートナーを亡くしたカールの喪失感と、それでも、その後の人生に意味を見いだしていく姿に胸を打たれました」(20代・女性)


などのコメントが寄せられた。そんな、カールの妻への変わらぬ愛の輝きや、たまたま空飛ぶ家に乗り合わせた少年ラッセル(声:立川大樹)との関係を通して、カールが本来の自分を取り戻していく様子など、長い人生を生きてきた人間が生みだすエモーショナルなドラマが美しい。

【4位】心優しいモンスターと人間の女の子が絆を育む『モンスターズ・インク』

モンスターワールドに迷い込んだブーを元の場所に帰すため奮闘するサリーとマイク(『モンスターズ・インク』)
モンスターワールドに迷い込んだブーを元の場所に帰すため奮闘するサリーとマイク(『モンスターズ・インク』)『モンスターズ・インク』 ディズニープラスで配信中 [c]2025 Disney/Pixar

人間の子どもの悲鳴を集めてエネルギーにする大会社を舞台にした『モンスターズ・インク』(01)は、“子どもに向き合う大人”が主人公。業績No.1のエース社員で毛むくじゃらのモンスター、サリー(声:石塚英彦)はある日、モンスターワールドに入り込んでしまった人間の女の子ブー(声:井上愛理)を発見。彼は相棒のマイク(声:田中裕二)と力を合わせて、ブーをこっそり人間の世界に戻そうと奮闘する。

「よかったポイントは“人間とモンスターの交流”。人間の子どものことを、驚かせて悲鳴を吸い取りたい相手としか思っていなかったサリーが、ブーを助けるために危険な場所にまで潜り込んでいくところが特に感動しました」(20代・女性)
「怖がらせる側のモンスターたちが、子どもの純粋さに触れて心を通わせていく物語に深く感動。サリーとブーの絆がとてもあたたかく、涙がこぼれました」(50代・女性)


と、『星つなぎのエリオ』のエリオとグロードンの関係にもつながるような、モンスターと人間という異なる種族同士が、誤解や先入観を超えて関係性を紡いでいく姿に泣けたというコメントが多く上がった。まだ言葉も話せないほど幼いブーと一緒にいるうちに、サリーの胸に父性愛的な感情が芽生えていく様子も愛おしくなる。

【5位】子離れできない魚の父親が繰り広げる大冒険『ファインディング・ニモ』

カクレクマノミのマーリンが、行方知れずになってしまった息子ニモを救うため広大な海へ冒険に出る『ファインディング・ニモ』
カクレクマノミのマーリンが、行方知れずになってしまった息子ニモを救うため広大な海へ冒険に出る『ファインディング・ニモ』『ファインディング・ニモ』 ディズニープラスで配信中 [c]2025 Disney/Pixar

オーストラリアのグレートバリアリーフを舞台にした『ファインディング・ニモ』(03)のテーマは親子。ただ1匹の家族である息子のニモ(声:宮谷恵多)をとても大事に育てているカクレクマノミのマーリン(声:木梨憲武)が、人間のダイバーに捕まってしまったニモを助けだすため、人間の文字が読めるナンヨウハギのドリー(声:室井滋)と共に、危険に満ちた大海原の旅に出る。

観る人の年代によって、感情移入するキャラクターが変わってくるのが本作のおもしろさ。心配性で過保護な父親マーリンと、自立心旺盛な息子ニモ。『星つなぎのエリオ』でも、突然一緒に暮らすことになったエリオと叔母のオルガが、互いを理解することに思い悩む描写が描かれているが、同じく深い愛情を持っているのに、それがうまく伝わらず、気持ちが行き違ってしまうマーリンとニモに共感する人が多かった。アンケートでは、

「子どもの頃から大好きな映画。当時は観ていて、おもしろいなと思う気持ちが大きかったのですが、大人になってから観ると、親子愛に感動…涙が止まりません。マーリンとニモが再会できてよかった!」(20代・女性)
「美しい海の世界と個性豊かな仲間たちに癒されながら、家族の絆の尊さを改めて感じました。どんな困難があっても、あきらめない姿に勇気をもらえます」(30代・女性)


と、大人になってから観ることで、家族の絆の物語であることを再発見するコメントも。マーリンとニモ、それぞれが旅のなかで出会うチャーミングなキャラクターたちにも注目だ。

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