映画館スタッフも感涙…「一生をかけて学んでいくことが収められた」『星つなぎのエリオ』の共感ポイントって?

映画館スタッフも感涙…「一生をかけて学んでいくことが収められた」『星つなぎのエリオ』の共感ポイントって?

おもちゃたちと持ち主のかけがえのない絆を描く「トイ・ストーリー」シリーズや、音楽を禁じられた一族の少年が、迷い込んだ死者の国でその秘密に直面する『リメンバー・ミー』(17)、そして昨年、感情たちの世界を映しだし歴史的ヒットとなった『インサイド・ヘッド2』(24)など、子どもはもちろんのこと大人も共感せずにいられない作品を数多く世に送りだしてきたディズニー&ピクサー。同スタジオの最新作『星つなぎのエリオ』(8月1日公開)をひと足先に観た映画ファンからは、

「家族愛や友情愛、出会いと別れなど様々な瞬間がぎゅっと詰め込まれていて、とてもあたたかい映画でした」(20代・女性)
「将来子どもができたらぜひ見せたい映画」(20代・男性)
「大好きなBUMP OF CHICKENの曲が使用されると知り、この映画を観たいと思っていました。映画を振り返りながら聴いていたら、勝手に涙が流れていました」(20代・女性)


と、“刺さった”コメントが多数寄せられている。そんななかから、MOVIE WALKER PRESSは、映画館で働くスタッフたちからも本作を評価する声が多く上がっていることに着目!映画好きな彼らが惹かれたポイントを、感動のコメントとあわせて深堀りしていく。

エリオ、グロードン、それぞれの孤独。彼らの成長譚に涙

本作の主人公は、地球で暮らす少年エリオ(声:川原瑛都)。幼いころに両親を亡くし叔母のオルガ(声:清野菜名)と暮らしているが、自身の居場所を見つけられずにいた。そんなある日、無人探査機ボイジャーの展示を見たことで、エリオは“宇宙のどこかになら自分の居場所があるはず”と宇宙との交信を図るのだが、やがて彼の声は星々の代表が集う“コミュニバース”に届き、大冒険が始まることに。

エリオが旅のなかで出会うのが、エイリアンの少年グロードン(声:佐藤大空)だ。心優しい彼もまた、自身の気弱さのせいで、戦士である父のグライゴン(声:松山ケンイチ)の期待に応えられないと思い悩んでいた。偶然の出会いから、お互い孤独を感じていることを知った2人はあっという間に仲を深めていくが、コミュニバースの支配をもくろむグライゴンの脅威が迫るのだった。

【画像を見る】ディズニー&ピクサーの真骨頂!星々の代表が集うコミュニバースの鮮やかで独創的な表現は圧巻の一言…
【画像を見る】ディズニー&ピクサーの真骨頂!星々の代表が集うコミュニバースの鮮やかで独創的な表現は圧巻の一言…[c]2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

周囲になじめず寂しい想いをしながら、毎晩のように空を見上げるエリオに対しては、「『この場所に自分はなじめていないのかも』と思うことがよくあるので、エリオの孤独に強く共感しました」(20代・女性・109シネマズゆめが丘)と、感情移入する劇場スタッフは多かったようだ。

「地球に自分は必要ないのでは、と孤独を感じていたエリオの気持ちや本音がわかりやすくてすぐ感情移入できました」(10代・男性・イオンシネマ近江八幡)
「彼はずっと自分の場所を探していて、自分自身で見つけだした。その姿にとても励まされました。自分で悩み、もがいた先で得た『ここだ』と思える感覚こそが、これからの糧になるのだと気づかされました」(20代・女性・109シネマズゆめが丘)
「孤独を感じていた少年が成長し、自分自身と周囲を信じていくなかで、地球人全体が協力し合う姿に胸を打たれました」(40代・女性・松竹マルチプレックスシアターズ)


エリオは、エイリアンの男の子グロードンと出会って意気投合する
エリオは、エイリアンの男の子グロードンと出会って意気投合する[c]2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

一方、エイリアンという地球人とは異なる文化圏で暮らすグロードンに対しては、「声も相まってとてもかわいらしかった。『そのままの君が好きだよ』とはっきり本人に伝えられる素直なところもすてきだった」(20代・女性・劇場名未回答)「もちもちとした質感が魅力的」(30代・未回答・TOHOシネマズ株式会社)と、彼のチャーミングなキャラクターと愛らしい見た目に癒される人が続出。

「キュートなしゃべり方と、エリオに『叔母さんに愛されてるんだね』ってさらっと気づかせてくれるところが好きでした」(20代・女性・イオンシネマ今治新都市)
「言葉を話した瞬間からかわいすぎて母性が湧きました」(20代・女性・イオンシネマ弘前)
「自分もいままで、グロードンみたいに家族や友だちや大切な人からのやさしさにくるまれて生きてきたんだなあと思った。だからいまの自分がいるんだなあと」(30代・女性・109シネマズゆめが丘)


そんな、別々の環境で育ちながらも、“孤独”という共通点でつながったエリオとグロードンは、2人だけの絆を育んでいく。彼らなりの友情の築き方に心震わされるスタッフも多かった。

「お互い一方的な価値観でものを見るのではなく、等身大で同じ目線に立つということも時には必要な小さな力であり、そのポケットサイズのわずかな勇気が宇宙のように無限の創造を生むのだなと感じました」(20代・男性・イオンシネマ天童)
「孤独でも、自分や他人を信じることで、人は変わることができるというメッセージを受け取りました」(40代・女性・松竹マルチプレックスシアターズ)

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