「ずっと見たかったスーパーマンだった」「涙腺が崩壊した」…感想コメントから新生『スーパーマン』の魅力と胸熱ポイントをひも解く!
「観客が退屈しないよう笑いも織り交ぜる手腕と構成に脱帽」…笑えて興奮して感動できる、ジェームズ・ガンのらしさが満載
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズ、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(21)を手掛けてきたガン監督。バラバラだったはみ出し者たちがだんだんと一つにまとまっていくハートフルなストーリー、様式美を意識したスタイリッシュなアクションといった持ち味は本作でも健在。アパートの一室でスーパーマンとロイスが語り合うなか、窓越しに都市部に現れた異世界の怪物とジャスティス・ギャングが戦いを繰り広げる様子が映しだされるなど、シュールなユーモアも忘れていない。
「“家族”についての話だった。帰る家があり、守り守られる関係性はヒーローも市民も同じように描かれていた」
「なぜこの映画がこれほど人を感動させるのか。それは、『誰だって今日からヒーローになれるんだ!』『今日から世界をよくできるんだ!』と、本気で思わせてくれるから」
「ここまでおもしろくなるとは!スーパーマンの潜在能力を再認識させられた。ジェームズ・ガン監督のセンスが随所に散りばめられ、心を鷲掴みにされた」
「魅力的なキャラたちそれぞれにちゃんと見せ場があったのも最高」
「スーパーマンが高速で移動する爽快感、バトルアクションの迫力とカッコよさが抜群によかった!」
「複雑なアクションシーンにもかかわらず、なにが行われているのかがきちんとわかるし、観客が退屈しないよう笑いも織り交ぜている手腕と構成に脱帽」
「過去作への敬意に満ちた映像と音楽に胸が熱くなって涙が止まりません」…体の奥底から勇気と希望が湧いてくるメインテーマの偉大さ
1978年製作の『スーパーマン』で巨匠ジョン・ウィリアムズが手掛けたあのメインテーマが流れていることもまた、往年のファンにとってうれしいポイントに。今回は『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(23)のほか、『28日後...』(02)の劇伴も担当している作曲家ジョン・マーフィーによるアレンジバージョンを使用。体の奥底から勇気と希望が湧いてくるような高揚感あるメロディが重要なシーンを彩り、琴線に触れると同時に改めてウィリアムズの偉大さを実感させられる。
「魅せる映像も音楽も最高に素晴らしくておもしろすぎました」
「ジョン・ウィリアムズ様の名曲に胸熱です」
「過去作への敬意に満ちた映像と音楽、そして演出のすべてに胸が熱くなって冒頭から涙が止まりませんでした」
「アクションもストーリーも見どころしかない」「続編に期待!」…今後のDCユニバースへの期待は?
本作はガンと映画プロデューサーのピーター・サフランによる統括のもと、新たに展開されるDCユニバースの最重要作となる1本。今後、『スーパーガール』(2026年6月26日米公開予定)や『Clayface(原題)』(2026年米公開予定)のほか、8月22日(金)より配信スタートの「ピースメイカー」シーズン2などのドラマ、アニメーション作品も予定されている。シリーズの展望に対する期待の声も拾ってみたい。
「DCユニバースの映画1本目ということですが大傑作でした!アクションもストーリーも見どころしかなく大満足。今年のベスト級のおもしろさでした!」
「完璧なヒーロー映画。ずっと見たかったスーパーマンだった。DCユニバースの未来は明るいぞ!」
「観客一人一人の善性に未来への希望を託すジェームズ・ガンの思いが可視化された瞬間。優しさこそが最もパンクであると訴える」
「スーパーガールが出てきたし、スーパーマンの続編にも期待!」
改めてヒーローとはなにかを見つめ直し、いまの時代だからこそ観るべき作品として生みだされた『スーパーマン』。新しいスーパーマンは未熟だけど、だからこそ大勢の共感を呼び、何度打ち負かされても立ち上がる姿に胸が熱くなり、感動してしまう。これからのDCユニバースの展開も気になるところだが、まずは本作を映画館の大画面で存分に堪能してほしい。
構成・文/平尾嘉浩