『スーパーマン』が動員22万人&興収3億7000万円超えで2位スタートの好発進!DC映画のジンクスを破るヒットの可能性は?
4週連続Vの『国宝』動員398万人&興収56億円を突破!
さてランキングに戻り、4週連続Vを飾った『国宝』の今週の成績を詳しくチェックしていこう。冒頭でも述べたように、ずっと続いていた“右肩上がり”がとうとう終わりを迎えてしまったのだが、週末3日間で動員40万5000人、興収6億200万円と、前週比90%超えの成績を維持している。
これで公開38日間の累計成績は、動員398万1798人、興収56億732万7700円。先週末の時点での累計興収が44億8322万円だったので、この1週間で11億2000万円ほど上乗せしている計算になる。つまり平日4日間でも5億円超の興収をあげており、最終興収57億3000万円だった『キングダム』(19)や昨年の夏に興収59億6000万円を記録した『ラストマイル』(24)を上回るのは時間の問題だろう。
3位から8位までは、順位こそ微妙に変動があるが顔ぶれは変わらず。公開6週目を迎えたディズニーの実写版『リロ&スティッチ』(公開中)は、週末3日間で動員12万4000人、興収1億6600万円と、前週比74%の成績で3位をキープ。累計成績は動員202万人&興収28億円を突破し、まだまだ順調。
前週まで2週連続で2位を守っていた映画『F1(R)/エフワン』(公開中)は、週末3日間で動員11万2000人、興収1億9800万円をあげて4位に。累計成績は動員78万人&興収13億円を突破。公開5週目を迎えた『ドールハウス』(公開中)は週末3日間で動員10万9000人、興収1億3900万円を記録し、累計成績では動員106万人&興収14億円を突破している。
また、公開8週目にして7位にランクインしている『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(公開中)は、週末3日間で動員4万9362人、興収7693万7620円を記録し、今年公開された洋画タイトルでは初となる興収50億円の大台に到達。シリーズ8作品中7作が興収50億円を突破するという快挙を達成した。
そして公開4週目で8位となった『フロントライン』(公開中)も観客動員100万人の大台を突破し、興収14億円を突破。トップテン内にいる既存タイトルが軒並み絶好調を維持するなかで、満を持して次週、2025年最大の目玉である『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(7月18日公開)を迎え撃つことになる。
以下は、1~10位までのランキング(7月11日〜7月13日)
1位『国宝』
2位『スーパーマン』
3位『リロ&スティッチ』
4位映画『F1(R)/エフワン』
5位『ドールハウス』
6位『ババンババンバンバンパイア』
7位『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
8位『フロントライン』
9位『パウ・パトロール パウ・パーティー in シアター 2025』
10位『KING OF PRISM-Your Endless Call-み~んなきらめけ!プリズム☆ツアーズ』
いよいよ今週末、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が全国452館という大規模で公開される。日本歴代興収ランキング1位となる興収404億3000万円を記録した『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(20)は、公開初日から3日間だけで動員342万人・興収46億円という破格の数字を叩きだした。今作がどんなスタートを切るのか、大いに注目しながら次週を待とう。
文/久保田 和馬