花江夏樹、「いよいよここまで来た」「悔しい想いを全力でぶつけたい」猗窩座戦に熱い意気込み!『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』は全452館の拡大公開

花江夏樹、「いよいよここまで来た」「悔しい想いを全力でぶつけたい」猗窩座戦に熱い意気込み!『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』は全452館の拡大公開

劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(7月18日公開)の公開直前萬来祈願イベントが7月11日に東京・増上寺で行われ、花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、上田麗奈、岡本信彦、櫻井孝宏、河西健吾、早見沙織、花澤香菜、関智一、杉田智和、小西克幸が出席した。

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』萬来祈願イベント、ド派手に開幕
『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』萬来祈願イベント、ド派手に開幕

「週刊少年ジャンプ」で連載された吾峠呼世晴の人気漫画のアニメ化した本作。家族を鬼に殺された少年の竈門炭治郎が、鬼になった妹の禰豆子を人間に戻すために鬼狩りの組織“鬼殺隊”へ入り、仲間と出会いながら鬼と激闘を繰り広げていく姿を描く。無限城編では、十二鬼月を束ねる鬼舞辻無惨の本拠地「無限城」を舞台に、炭治郎たちの最終決戦が映し出される。

豪華キャスト陣が真っ赤なカーペットを歩いた
豪華キャスト陣が真っ赤なカーペットを歩いた

荘厳な雰囲気の増上寺に、総勢13名の豪華キャストが集結したこの日。約6年にわたって炭治郎を演じてきた花江は、集まった観客を見渡しながら「すごくうれしいです」とにっこり。「まさか増上寺でこういったイベントができるとは思っていなかった。ここから見る景色が荘厳すぎて、鬼がこの場にいたら成仏できるんじゃないか。そんな気持ちです」と華やかなステージに立った感想を吐露した。「祭り係です!」と自己紹介した宇髄天元役の小西は「すごいですね。ライトアップも派手派手ですね」と印象を語りつつ、「今日のイベント、ド派手に行くぜ!」と名セリフとかけながら、イベントのスタートを宣言して大きな拍手を浴びていた。

兄妹を演じる2人もここまでたどり着いたことに感無量の面持ち
兄妹を演じる2人もここまでたどり着いたことに感無量の面持ち

無限城編を三部作で描く第一章の公開が、いよいよ1週間後に迫った。花江は「いよいよかという感じですね。立志編から考えると6年。いよいよここまで来たんだ」と感慨を語ると、禰豆子役の鬼頭も「立志編のころを思うと泣けてきますね」とこれほどまでに大規模なイベントを行えるようになったこと、たくさんの人が作品を待ち望んでくれていることなど、これまでの道のりに思いを馳せてしみじみ。最新作ではついに最終決戦に突入するとあって「ドキドキします」と切り出した花江は、「皆さんの期待を超えてくる映像、映画になっているんじゃないかと思っています。早く観ていただきたい」とはやる気持ちを口にしていた。

下野紘&松岡禎丞、息ぴったり!
下野紘&松岡禎丞、息ぴったり!

さらにこれまでのシリーズを振り返った花江は、「一生懸命に頑張った結果、炭治郎はどんどん成長をしていく。長く演じているからこそ、愛着も湧く。自分も一緒に成長できているような気がして、すごく心の支えになっています」と炭治郎が自身にとって大切な存在になっている様子。それぞれのキャラクターが、ひたむきに努力し、成長を遂げていく炭治郎の姿を目にしてきたが、ステージではキャスト陣がそんな炭治郎への感謝を明かし、「ありがとう」と口を揃えるひと幕もあった。

「炭治郎、ありがとう!」キャスト陣が揃ってお礼
「炭治郎、ありがとう!」キャスト陣が揃ってお礼

冨岡義勇役の櫻井は「義勇は物語の幕開けで炭治郎と出会って、自分の直感から炭治郎に対して手を差し伸べた。それが『柱稽古編』で、今度はその炭治郎から手を差し伸べられる。義勇は、自分で自分を救ったことになる」と炭治郎と義勇のつながりについて語り、「1話を録っている時は、そこまで想像できなかった。『柱稽古編』で私自身も、胸を熱くしていました。そんな気持ちにしてくれた炭治郎、本当にありがとうございました」とお礼。胡蝶しのぶ役の早見は「しのぶさんのカナヲへの大切な想いや、姉さんに対するうちに秘めた感情など、いろいろなものが見えた」と「柱稽古編」を回想。「自分のなかでずっとためて育ててきた想いを、ここから先に向けて自分の体にも流していけたらいいなと思いながらやっていました」と「無限城編」へと向かう心境を明かしていた。続けて、「炭治郎くんとは屋根のうえでも会話をしましたし、カナヲともいっぱい仲よくしてくれたり、いろいろなことを含めて。ありがとうございます!」と楽しそうに目尻を下げるなど、炭治郎へのお礼も忘れなかった。

みに隊士も登場!
みに隊士も登場!

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』というタイトルがつけられた本作で、炭治郎は『無限列車編』で対峙した鬼、猗窩座と再びあいまみえることになる。花江は「『無限列車編』の時は、炭治郎はなにもできなかった。修行を積んでから猗窩座が再来して、またどう立ち向かっていくのか。どれくらい猗窩座と戦えるようになっているのか、非常に気になる。『無限列車編』での悔しい想いをずっと抱えてここまで来ているので、それを全力でぶつけられたら」と強くなった炭治郎の戦いに注目だといい、「これは泣いちゃうよなと思いながら、1ページ、1ページじっくりと台本を読んだ。すばらしい内容になっていたので、炭治郎がどう戦っていくのか。楽しみにしていただけるとうれしいです」と呼びかけていた。

岡本信彦、杉田智和を挟みつつ、不死川実弥役の関智一との登壇に笑顔!
岡本信彦、杉田智和を挟みつつ、不死川実弥役の関智一との登壇に笑顔!

上映館を、全国452館に広げて公開される本作。花江は「まだ完成したものを観ていない」そうで、「当日に行こうと思って、試写を断っている。いまから席が取れるか心配」とファンと気持ちを共有。「いろいろな人の想いが繋がって、この鬼殺隊、『鬼滅の刃』という作品が出来上がっている。その想いの強さをぶつけて、鬼舞辻無惨に勝ちに行きたいなと思っています」と意気込みながら、「キャストの皆さんにも、いつも本当に助けていただいて。ありがとうございます!」とキャスト陣に感謝の気持ちをお返し。集まったファンや記者にもたくさんの「ありがとう」を伝えつつ、「炭治郎たちはこれから壮絶な戦いを繰り広げる。ぜひ劇場にお越しくださった際には、炭治郎たちと一緒に心を燃やして応援していただければ」と願いを込めて、大きな拍手を浴びていた。

※禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正式表記
※鬼舞辻の「辻」の部首は「いってんしんにょう」が正式表記


取材・文/成田おり枝

関連作品