鬼の根城を舞台に最終決戦の幕が上がる!『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』に向けてチェックしたい鬼図鑑
鬼のなかでも圧倒的強さを誇る“十二鬼月”
十二鬼月とは、鬼舞辻直属の配下である十二体の鬼であり、ほかの鬼たちからは抜きんでた実力を持っている鬼を指す。弱い鬼は無惨の少量の血を飲んだだけでも死んでしまうが、十二鬼月は無惨の大量の血にも耐えた選ばれし鬼たち。上弦、下弦に分かれており、その実力は天と地ほどの差がある。
●下弦の伍・累(声:内山昂輝)
那田蜘蛛山に家族で住みつく蜘蛛の鬼で、母、父、兄、姉といった家族の役割をそれぞれ異なる能力を持った鬼たちに演じさせている。累の糸は鋼のように堅く、炭治郎の刀が折られてしまうほど。炭治郎の亡き父から教わった「ヒノカミ神楽」を戦闘に応用し、禰豆子の血鬼術「爆血」と共に立ち向かった。最終的に駆けつけた水柱・冨岡義勇(声:櫻井孝宏)によって討ち滅ぼされた。また善逸は蜘蛛の毒に犯されながらも、「雷の呼吸」を使い蜘蛛の鬼(兄)を倒すことに成功する。
●下弦の壱・魘夢(声:平川大輔)
「竈門炭治郎 立志編」第二十六話にて初登場。無惨に血を与えられ、「鬼狩りの柱を殺せ。耳に花札のような飾りをつけた鬼狩りを殺せばもっと血を分けてやる」と命じられる。列車全体との融合を果たし、乗り込んだ乗客200名あまりを人質にして炭治郎たちに襲いかかる。機関室の床下に頸があった。夢を操る血鬼術を駆使し、幸せな夢を見せるという条件を餌に、人間の気持ちを利用し炭治郎たちを襲う場面も。炭治郎は、魘夢と目を合わせることで眠りに落ち、夢のなかで自害することで夢から覚醒できることを発見。野生の勘で視線に敏感な伊之助と協力して倒すことに成功した。
●上弦の陸・堕姫(声:沢城みゆき)/妓夫太郎(声:逢坂良太)
消息を絶った音柱・宇髄天元(声:小西克幸)の嫁の行方を調査するため、炭治郎、善逸、伊之助が女装して潜り込んだ遊郭“吉原”で人気の花魁であり、妖艶な見た目をした上弦の陸・堕姫。壮絶な過去を持ち、血の斬撃や毒を操る兄の妓夫太郎と共に鬼にされた。妓夫太郎とは一心同体なため、2人同時に頸を切らなければ倒すことができなかったが、痣を発現させた炭治郎が妓夫太郎の、善逸&伊之助が堕姫の頸を同時に切ってようやく打ち倒すことができた。頸だけとなってもなお、兄妹喧嘩を始める堕姫と妓夫太郎を見かねて、割って入った炭治郎によって心が救われるというシーンに涙した人も多いだろう。禰豆子の血鬼術の炎には鬼の毒を消す効果があり、宇髄は片腕を失うも命を取り留めることができた。
●上弦の伍・玉壺(声:鳥海浩輔)
●上弦の肆・半天狗(声:古川登志夫)
炭治郎の担当刀鍛冶、鋼鐵塚蛍に謝るために訪れた「刀鍛冶の里編」に突如現れる。壺の中に潜んで、水流や金魚、蛸の足などを使った血鬼術を使って攻撃をする玉壺は、痣を発現させた霞柱・時透無一郎(声:河西健吾)によって倒される。もう1体の半天狗は弱々しく臆病な鬼で、それぞれ超音波、雷、槍、突風といった能力を持った4体の分身を戦わせ、自分は走って逃げ回る。小さくなって心臓のなかに隠れるが、炭治郎の一振りで倒された。また半天狗を倒す際に、禰豆子が日の光で体を焼かれながら太陽を克服するという重要なシーンも描かれた。