『ババンババンバンバンパイア』 吉沢亮×板垣李光人にインタビュー。コメディの難しさから、お風呂のこだわりまで紹介!
「李光人はあざといところが可愛い」(吉沢)
――李仁はとても可愛い男の子でしたが、そんな李仁を演じる板垣さんを見て、吉沢さんが可愛いなと思ったところを教えてください。
吉沢「(板垣の顔をじっと見て)可愛い」
板垣「(笑)」
吉沢「彼はもう自分が可愛いことをわかっちゃっているので、あざといんです。そのあざとさがいいですよね。ここまで潔くあざといと、それが可愛いんですよ、嫌味がなくて」
板垣「ありがとうございます(笑)。最近人に慣れてきたと言ったら変ですけど、人と距離感近く接することができるようになってきたなと思っていて」
吉沢「吹っ切れてきたんじゃない?」
板垣「ですかね」
――では、蘭丸はとても癖のあるキャラクターでしたが、そんな蘭丸を演じる吉沢さんの「この人変わってるな」と思ったエピソードを板垣さんから教えてもらえますか。
板垣「え〜。変ではないですよね…?」
吉沢「自分のことを変だと思ったことがない。普通だよね」
板垣「あ、でもゲームをしている時はすごく声が大きいです(笑)」
吉沢「ゲーム中はね(笑)」
板垣「普段現場にいらっしゃる吉沢さんじゃなくて、ゲーム中の吉沢亮さんって感じです」
吉沢「マジになっちゃうので。その部分が出てきちゃいますね。昨日も一緒にやってたんですけど、おもしろかったよね。協力して敵を倒す系のゲームで。李光人がまだ始めたばかりなので、僕ともう一人の共通の友達がひたすら彼をキャリーしていました」
板垣「守っていただいています(笑)」
「バンパイアになったらバーをやりたいです」(板垣)
――今回、李仁は蘭丸に恋の相談をしますが、板垣さんから吉沢さんに相談したいことはありますか。
板垣「えー。なんだろう」
吉沢「いいよ、なんでも」
板垣「先輩に対して聞いてみたいという意味では、やっぱり作品との向き合い方です」
吉沢「先輩と言っても芸歴はそんなに変わらないでしょ」
板垣「いえいえいえ。いつもどういう気持ちで現場や作品に向き合っていますか」
吉沢「そこはもう自然体かな。自分のやれることをやるって感じで。昔はそれこそいろんな人とコミュニケーションをとったり、みんなでご飯を食べに行ったり、結構頑張っていたんだけど、あまりにも向いてなくてやめました(笑)。仕事の場なんだから、ちゃんと自分の仕事をしていれば十分なんだって」
――板垣さんはみんなをまとめたり、ちょっとご飯を食べに行こうとか声をかけられるタイプですか。
吉沢「李光人がやってたらおもろいな〜(笑)」
板垣「おもろいとか言わないでください(笑)。どうなんでしょうね。最近は年下の子と一緒になることも増えたので、そういう時はご飯に誘ったりしますけど」
吉沢「すごいじゃん!」
板垣「自分でもしちゃったと思いました(照)。先輩顔してる自分がちょっと気持ち悪かったです(笑)」
――本作は銭湯が舞台の作品ですが、お2人のお風呂に関するこだわりを聞かせてください。
吉沢「最近ちょっとサボり気味ではありますけど、交換浴をちょくちょくやっています」
板垣「家でどうやってやるんですか?」
吉沢「最初にまず温かいお風呂に10分くらい浸かって、そのまま出て、シャワーをいちばん冷たいのにして、1〜2分間バーッと浴びて、そこからまた3分くらい浸かって、1分くらいシャワーを浴びて、っていうのを繰り返す」
板垣「サウナに近い感じですか」
吉沢「そうね。これをやると、めっちゃ寝やすくなる」
板垣「いいですね。僕はバスソルトを何種類か常備しているので、毎回入れてます。温泉っぽい硫黄の匂いがするバスソルトがあって、それがお気に入りです」
――では最後の質問です。ご自身がバンパイアになったらどうしますか。
吉沢「どうしよう」
板垣「どうしますかね」
吉沢「基本夜しか行動できないんですもんね」
板垣「だったら、僕はバーをやります。バンパイアになるってことは不老不死になれるんですもんね? そしたらいろんな人の人生を見ることができるので、お客さんの相談にも乗れそうだし」
吉沢「いいね。バンパイアって昼間、なにしてるんだろう。まあ、でも別にそんなに変わらないのかな。昼間もカーテン閉めてゲームしてればいいだけだから」
板垣「確かに(笑)」
吉沢「だから僕は変わらないです。いつでもバンパイアになれます(笑)」
取材・文/横川良明