倍賞千恵子＆木村拓哉共演『TOKYOタクシー』蒼井優、迫田孝也、イ・ジュニョン、優香ら追加キャスト発表

倍賞千恵子と木村拓哉が共演する『TOKYOタクシー』が11月21日(金)より公開となる。このたび、本作の追加キャスト陣が解禁となった。

本作は山田洋次にとって監督91作目となる最新作で、日本でも大ヒットしたフランス映画『パリタクシー』(22)が原作となるヒューマンドラマ。昭和から平成、令和と、日本に生きる人々を長年描き続けてきた山田が、刻々と変化する大都市「東京」を舞台に、人生の喜びを描きだす。タクシー運転手の宇佐美浩二(木村)は、ある日85歳の高野すみれ(倍賞)を東京の柴又から、神奈川の葉山にある高齢者施設まで送ることになった。すみれは浩二に、「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがある」と寄り道を依頼。タクシーで旅を共にするうち次第に心を許したすみれは、自らの壮絶な過去を語り始める。偶然出会った2人の心が、そして人生が大きく動いていくことになる。

このたび、蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、神野三鈴、イ・ジュニョン、笹野高史という山田組常連から初参加キャストまで、豪華実力派7名の出演情報が解禁となった。主人公すみれ(倍賞)の若き日を演じるのは蒼井。山田組には『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』(18)以来6度目の出演となる蒼井が、タクシーの道中で紐解かれていくすみれの“知られざる過去”を体現する。クランクアップ時には「山田組の現場は優しさと緊張感に満ちた夢のような日々で、撮影が終わってしまい本当に寂しいです」と語り、山田組がいかに特別なものであったかを感じさせる。

そんなすみれの結婚相手で、すみれの人生に不穏な影を落としていく小川毅を迫田が演じる。「山田監督は俳優を志すきっかけ」と語る迫田は、今作が3度目の山田組参加。木村演じる浩二の妻、宇佐美薫役は優香。初めての山田組の現場について「ほどよい緊張感の中で演じることができました」と心境を語る。また、浩二の娘の宇佐美奈菜役を中島、若き日のすみれの母で、女手一つで娘を育てる高野信子役を神野、すみれの初恋の相手であるキム・ヨンギ役を本作が日本映画初出演となるイ・ジュニョンが演じる。そして、現代のすみれの司法書士として、彼女の終活を支える阿部誠一郎役に笹野が決定。フレッシュな顔ぶれから常連組まで、多彩な豪華実力派キャストが集結している。

さらに、7月11日(金)よりムビチケ前売券(カード＆オンライン)が発売される。日本最高峰の監督、キャストにより紡がれる、奇跡と希望の物語に、引き続き期待してほしい。