阿部寛&アリッサ・チアのスペシャル対談映像公開!『キャンドルスティック』本編映像も合わせて到着

阿部寛&アリッサ・チアのスペシャル対談映像公開!『キャンドルスティック』本編映像も合わせて到着

阿部寛主演のマネーサスペンス映画『キャンドルスティック』が本日7月4日より公開。このたびFXマネー強奪作戦の始まりを告げる本編映像と、阿部、アリッサ・チアという日台トップ俳優のスペシャル対談映像に加え、先日行われたジャパンプレミアの映像も解禁された。

【写真を見る】FXトレーダーの杏子役に菜々緒
【写真を見る】FXトレーダーの杏子役に菜々緒[c]2025CANDLESTICK PARTNERS

主演の阿部寛が演じるのは、かつて“天才ハッカー”と呼ばれた男、野原賢太郎。野原は難攻不落のAIを騙し大金を手に入れる計画を立てる。決戦は2019年5月7日、その日は平成から令和へ元号が変わり、日本の金融システムが最も隙だらけの日。世界4か国6都市を舞台に、FXトレーダーの杏子(菜々緒)、杏子の元夫で数学者の功(津田健次郎)ら、世界中に散らばる一攫千金を狙う10人の“ろくでなし”たちが、“騙し騙され”の策略が交錯する前代未聞のミッションに挑む。

今回解禁された本編映像では、過去に因縁を抱える4人の“ろくでなし”たちが、5年ぶりに再集結。FXマネー強奪計画が動きだす決定的な場面が描かれている。登場するのは、株価操作の罪を1人で背負い、5年の服役を経て出所した野原。そして彼を裏切った野心家リンネ(チア)、その甥で台湾のFX企業社長ルー(リン・ボーホン)、かつて野原の右腕だったプログラマーのロビン(デイヴィッド・リッジス)。因縁を抱える4人が、リンネの呼びかけでPC越しに再び顔をそろえる。

FXマネー強奪計画のため3人を集めたリンネは開口一番に「皆、顔色がよくないわね。お金もないんじゃない?」と挑発する姿に、野原は怒りを押し殺し静かに画面を見つめる。一方、ロビンは怒りを露わにし、計画への不信感を投げかける。

FXマネー強奪作戦の始まりを告げる本編映像が解禁
FXマネー強奪作戦の始まりを告げる本編映像が解禁[c]2025CANDLESTICK PARTNERS

そこに「君は裏切った。後悔はないのか?」と野原が静かに英語で問いかける。しかし返ってきたのは、「昔のことはやめようよ。お金、欲しくないの?」という、反省の色1つないリンネの答えだった。その強欲ぶりにあきれた野原は、苦笑まじりにぽつりと「いつもこうだな」とつぶやく。そんななか、リンネは冷たく「決行は5月7日」と告げる。それは、元号改元による日本の金融システムが最も混乱する日。「この日しかないの」と言い残し、リンネは画面から姿を消す。

短すぎる準備期間に戸惑うロビンに対し、ルーは前金を持ち出して計画へ引き込もうとする。やがて野原が静かに「やるよ。これくらい、できる。でも、これが最後だ」と言う。その表情からは揺るぎない覚悟が感じられ、ここから物語が一気に動きだすことを予感させる展開となっている。

グローバルな視点と、現代性あふれるテーマが融合した本作。その核心に迫る本編映像では、野原、リンネ、ルー、ロビンの4人が2014年の事件以来の再会を果たし、ついにFXマネー強奪計画が動き出すシーンが公開。怒りを爆発させるロビンや、因縁のあるリンネに静かに語りかける野原の姿に、阿部の40年近いキャリアがにじむ熱演が光る。策略、裏切り、そして“AIを騙す”知の逆襲劇は、どんな結末を迎えるのか。予測不能なマネーサスペンスをぜひ劇場で体感してほしい。

また、本作で主演を務めた阿部と、阿部演じる野原と因縁を持つ野心家リンネを演じた台湾のトップ俳優チアによるスペシャル対談映像も解禁。劇中では緊張感漂う関係性の2人だが、対談では一転、和やかな雰囲気のなかで撮影秘話を語り合った。

『キャンドルスティック』は7月4日(金)より公開
『キャンドルスティック』は7月4日(金)より公開[c]2025CANDLESTICK PARTNERS

当初予定になかった台湾でのシーンが、阿部の提案により追加されたことや、2人がわずか1日のみで共演シーンを撮影したことも明かされた。阿部は「彼女は非常にプロフェッショナルで、表現が細かく繊細。難解なFXのセリフも完璧に理解し、演じてくれた」と絶賛。

一方、アリッサは「阿部さんとの共演シーンが少なかったのは残念でしたが、現場ではとても安心感がありました。また別の作品でもご一緒できたら嬉しいです」と語り、それに対し阿部も「嬉しいですね。またご一緒できる日を楽しみにしています」と応じるなど、日台を代表する俳優同士の再共演を望むやりとりが見られる貴重なスペシャル対談映像となっている。加えてジャパンプレミアではメインキャストが勢ぞろいし、見どころを語る豪華な映像も収められている。ぜひ映画と共にチェックしていただきたい。


文/山崎伸子

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