スーパーマンVS巨大カイジュウの大スペクタクル!ジェームズ・ガンがこだわった『スーパーマン』アクションシーン

スーパーマンVS巨大カイジュウの大スペクタクル!ジェームズ・ガンがこだわった『スーパーマン』アクションシーン

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガンが監督を務め、DCユニバースの新たな幕開けを告げる『スーパーマン』(7月11日公開)。本作より、スーパーマンと巨大なKAIJU(カイジュウ)との戦いを捉えた映像が解禁となった。

誰からも愛される希望の象徴。ヒーローの原点にして頂点。スーパーマン(デイビッド・コレンスウェット)は「ただ人を救いたい」というシンプルで力強い願いの元、人々の平和を守り続ける強さと優しさを兼ね備えた最強のヒーローだ。自由自在に空を飛び回り、全てを打ち砕く圧倒的なパワーで人々を救い続けるが、やがて誰にも止めることができない無尽蔵なヒーロー活動を問題視する声が世間から上がり始める。そんな彼を人類の脅威と考え、陥れようとする最高の頭脳を持つ宿敵=天才科学者にして大富豪、レックス・ルーサー(ニコラス・ホルト)の策略で、スーパーマンは絶体絶命の戦いを強いられる。

今回解禁された本編映像は、犬を踏みつぶしそうな勢いで降りかかる巨大な足を、弾丸よりも速く飛べる超スピードと異次元の腕力で止めるスーパーマンの姿から始まる。その巨大な足の正体は、日本人なら誰しも目に触れたことがある凶暴な巨大生物カイジュウだ。メトロポリス市民が恐怖で逃げ惑い、カイジュウは凶暴さを増して大暴れする。両手がふさがった状態ながら驚異の肺活量で犬を吹き飛ばし間一髪で助けるも、地面に踏みつぶされてしまうスーパーマン。心配そうな目をした少女が見守るなか、すぐさま地面の中を移動し、赤いマントをなびかせながら空へと飛び立ち、鋼鉄の強烈なパンチを食らわせる。高速で空を飛び回るスーパーマンとカイジュウが激戦を繰り広げる、ド迫力のアクションシーンとなっている。

さらに、映像内の音楽にも注目したい。KAIJUの登場時には、どことなく「ゴジラ」シリーズを彷彿とさせるような、不穏さと迫力を兼ね備えた重厚なオーケストラ風の音が使われている。また、誰もが一度は聞いたことがあるであろう1978年の1作目の“あの”テーマソングのアレンジバージョンも。本作の予告映像でもたびたび使われてきたこの音楽は見るものを興奮させ、感極まるファンの声がSNSでも数多く上がっている。

そして、本作を手掛けたガン監督と言えば、「ウルトラマン」シリーズや「仮面ライダー」シリーズなど大の特撮好き。カイジュウにもついても「特撮から影響を受けている」と明かしており、まさに監督の日本愛にあふれた敵キャラクターとなっている。

さらに先日、ガン監督は自身の公式Xにて「Ultraman(ウルトラマン)」という言葉とともに1枚の写真をアップし、ネット上で大きな話題となった。実はDCコミックスにも同名のキャラクターがスーパーマンと瓜二つの見た目の悪役として1964年に初登場しており、本作の予告でもこの不気味な黒スーツを身に纏った姿はたびたび登場しているのだ。


はたして、このUltramanが『スーパーマン』でどのような存在として登場し、物語にかかわるのか。KAIJUとともに、日本人なら一度はその名前の響きを聞いたことのあるキャラクターたちの活躍にも期待したい。

文/平尾嘉浩

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