『ジュラシック・ワールド/復活の大地』NYプレミアに豪華キャストが集結!ギャレス・エドワーズ監督が影響を受けた日本映画は?

イベント

『ジュラシック・ワールド/復活の大地』NYプレミアに豪華キャストが集結!ギャレス・エドワーズ監督が影響を受けた日本映画は?

スティーヴン・スピルバーグ監督が当時最先端の映画技術を駆使して恐竜たちをよみがえらせた『ジュラシック・パーク』(93)を皮切りにに、シリーズ6作累計で全世界興収60億ドルを突破した「ジュラシック」シリーズ。その新章の幕開けとなる『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(8月8日公開)のニューヨークプレミアが、現地時間6月23日に開催された。

スカーレット・ヨハンソンが演じたのは、秘密工作の専門家ゾーラ・ベネット役
スカーレット・ヨハンソンが演じたのは、秘密工作の専門家ゾーラ・ベネット役[c]2025 Universal Studios. All Rights Reserved.

会場となったリンカーンセンターのハースト・プラザには、映画の舞台となる初代「ジュラシック・パーク」の極秘研究施設が存在した禁断の島を表現したセットが組まれ、多くのファンや取材陣が殺到。主人公のゾーラ・ベネット役を演じたスカーレット・ヨハンソンをはじめ、マハーシャラ・アリジョナサン・ベイリールパート・フレンドといったキャスト陣に加え、ギャレス・エドワーズ監督、脚本家のデヴィッド・コープ、さらには劇中に登場する恐竜アクイロプスの“ドロレス”も登場し会場を沸かせた。

ファンから求められるサインや写真撮影に快く応じていたヨハンソン。「私は8歳のころから撮影現場で育ってきたので、映画づくりのなかで一番好きなことの一つが“家族”を作ること」と、撮影期間中にキャスト同士の絆を深めるため、オフの時間も可能な限り一緒に過ごしていたことを明かし、「普段は肉弾戦が多いのですが、今回はたくさん“逃げる”作品でした。格闘がなかった分、少しは気楽でしたが、厳しい環境のなかで走るのは大変でした」と撮影現場での苦労を振り返った。

劇中に登場する恐竜アクイロプスの“ドロレス”もレッドカーペットに!
劇中に登場する恐竜アクイロプスの“ドロレス”もレッドカーペットに![c]2025 Universal Studios. All Rights Reserved.

一方、傭兵のダンカン役を演じたアリは「毎日自転車に乗ったりトレーニングをしていましたが、4か月間の撮影はとても大変でした。しかし、すばらしいロケ地にいたおかげで役から抜けだすことも簡単でした。オフの時間は皆でボートに乗ったりして、楽しい時間でした!」と語り、ヘンリー・ルーミス博士役のベイリーも「本当に特別な経験でした」と感無量の表情。「僕が演じたのは、自然が大好きでちょっとオタクで、情熱的な人。世界中の古生物学者たちをがっかりさせないよう、ちゃんと演じ切れるように準備をしました」と役柄への思いを熱く語っていた。

そしてエドワーズ監督は「私の頭の片隅には、常に日本の作品があります」と明かし、「先日私が描いた本作のポスタービジュアルをネットで解禁したのですが、それも黒澤明監督の『七人の侍』からインスピレーションを受けています。あとは『AKIRA』や漫画全般からも影響を受けていますし、もちろん『ゴジラ』にもね!」とあふれんばかりの“日本愛”をアピール。日本公開までおよそ1か月半、新たな「ジュラシック」の到来が待ちきれない!


文/久保田 和馬

関連作品