『雪風 YUKIKAZE』過酷な時代を生き抜けた人々をとらえた本予告解禁！ムビチケ特典も明らかに

竹野内豊が主演を務める感動巨編『雪風 YUKIKAZE』(8月15日公開)。このたび、本作の心揺さぶる本予告映像、本ポスタービジュアルが解禁となった。

太平洋戦争の渦中から戦後、さらに現代へと繋がる激動の時代を背景に、数々の激戦を最前線で戦い抜いた駆逐艦「雪風」と、懸命に生き抜いた人々の姿とその運命を、壮大なスケールで描く本作。平和な海が戦場だった時代、帰ることを夢見ながら戦い続けた兵士たちや、その無事を祈り、待ち続けた家族たちのドラマが描かれる。「雪風」艦長の寺澤一利役の竹野内をはじめ、先任伍長である早瀬幸平役の玉木宏、若き水雷員である井上壮太役の奥平大兼ほか、當真あみ、田中麗奈、益岡徹、石丸幹二、中井貴一ら豪華俳優陣が共演する。

今回解禁となった本予告では、寺澤艦長が冷静に「雪風」の任務を語りはじめるなか、どんなに厳しい戦況においても、海に投げ出された仲間たちを救い上げていく乗員たちの勇敢な姿が映しだされる。先任伍長、早瀬の「一人残らず引き揚げろ！」のかけ声とともに救いだされたなかには、若き水雷兵である井上の姿も。中盤、早瀬からの「10年後、20年後、艦長の娘さんが大人になる頃には、日本はどんな国になっているのでしょうね」の問いかけに、寺澤は「普通がいいな」と答える。家族で夕餉を囲み、子どもたちがいつか家庭を持ち、皆で孫の誕生を喜ぶ。そんな当たり前の日常の幸せを願う寺澤。激動の時代を生き抜いた人々の表情に、Uruによる書き下ろし主題歌「手紙」の歌声が感動的に重なっていく。そして、「この国の未来には必ず若い力が必要になる」と語りかけるのは、第二艦隊司令長官である伊藤整一(中井)。特攻作戦に出撃する戦艦「大和」から、若き少尉候補生たちを退艦させた伊藤の史実も語られる。伊藤の決断は多くの若い兵士たちの命を救い、やがて彼らが戦後日本の復興を支えていくこととなった。映像は「大和」から海に投げだされた仲間に「手を伸ばせ！」、「あきらめるな！」と声を張り上げながら手を差し伸べる井上の姿で締めくくられる。

あわせて解禁された本ポスターは、「雪風」の天命ともいえる「生きて帰る　生きて還す」のコピーを囲むように、艦長の寺澤、先任伍長の早瀬、水雷員の井上が、それぞれの責務を全うしようとする真剣な眼差しを捉えている。80年前、戦場だった海の上で“普通”の幸せを願い、懸命に戦った兵士たち。そして彼らの無事を祈り、帰りを待ち続けた家族たち。そして彼らの想いを運ぶため、大海を進み続けた「雪風」の力強さを象徴するようなビジュアルとなっている。

さらに、6月27日(金)よりムビチケ前売券(カード)も発売される。特典は、「雪風」のイラストがプリントされたミニサイズの特製巾着袋に決定した。

平和な海が戦場だった過酷な時代のなかにあっても、“普通”の幸せを手にできる未来のため奮闘した人々。彼らの思いが繋いできた命のドラマをぜひ劇場で目撃してほしい。

文/鈴木レイヤ