スティーヴン・キング原作『THE MONKEY/ザ・モンキー』死を招く猿のおもちゃが暴走する日本版予告
スティーヴン・キングの短編「猿とシンバル」を原作とする映画『THE MONKEY/ザ・モンキー』が9月19日(金)に公開となる。このたび、本作の日本版予告、ポスターが解禁となった。
「ソウ」シリーズや『M3GAN/ミーガン』(23)など数々のヒット作を生みだしてきたジェームズ・ワンがプロデュース、“ホラー映画の新たな巨匠”と言われ、日本でも高い評価を得た『ロングレッグス』(23)のオズグッド・パーキンスが監督と脚本を務め映画化した本作。父親が遺したぜんまい仕掛けの謎の猿のおもちゃを双子の兄弟が見つけたことをきっかけに、周囲で“不慮の死”が相次いで起こり始める。兄弟は猿がドラムを叩くと誰かが死ぬと気づき、これを葬ろうとするのだが……。
静かで不穏な空気の詩的なホラー作品が多かったパーキンス監督。本作では、兄弟の身近な人の死から始まり、25年の時を経てさらにその数は増え、まるで殺人カタログを見ているかのようなバリエーション豊かで突飛な殺戮が繰り広げられる。呪われた家族の苦難を血みどろの絶叫マシンのようなコミカルでポップな作品としてつくり上げた。これまで数多くのキング作品が映像化されてきたが、キング本人が「狂気の沙汰だ」とコメントするほどこれまでにない独創的なホラーとなっている。
今回解禁された予告編は、猿のおもちゃがドラムを叩いた瞬間に立てかけてあった銃が暴発、主人公ハルの血まみれシーンからはじまるもの。“死を招く最凶の猿”がドラムを叩くと次々と人が死んでいく。猿の恐怖と勢いを感じる予告編となっている。
あわせて解禁となったポスターは、製作のワンが「この猿ほど怖いものはない」と言う気まぐれな猿(のおもちゃ)がドラムスティックを掲げる姿を切り取ったもの。こちらを見据えるその姿はいつでもドラムを叩ける状態のようだ。また、猿の持つスティックとドラムは血がべっとりとついている。
死を招くぜんまい式の謎の猿のおもちゃはどこから来たのか、なぜ不幸が起こるのか?死を招く猿の暴走の行方をぜひ劇場で目撃してほしい。
文/鈴木レイヤ