前作の主人公との共通点は?『事故物件ゾク 恐い間取り』主人公の魅力に迫る新幕間映像&場面写真
実際に事故物件に住み続ける松原タニシの「事故物件怪談 恐い間取り」シリーズを原作とする映画第2弾『事故物件ゾク 恐い間取り』(7月25日公開)。このたび、本作より新場面写真と新幕間映像が解禁となった。
『事故物件 恐い間取り』(20)に引き続きメガホンをとるのは、『リング』(98)で日本映画界のホラーブームを牽引しハリウッドへも進出、その後も数々のヒット作、話題作を生みだし続けるホラー映画の名手、中田秀夫。原作は、「恐すぎて部屋に入れない」とノンフィクション・ホラーとして絶大な人気を誇り、シリーズ累計 40万部を記録する「事故物件怪談 恐い間取り」シリーズ。Snow Manの渡辺翔太が映画単独初主演を務める。渡辺は主人公の「事故物件住みますタレント」桑田ヤヒロを演じ、ホラー映画に初挑戦する。ヤヒロと惹かれ合うヒロインの春原花鈴役には畑芽育、ヤヒロが所属する芸能会社社長の藤吉清役を吉田鋼太郎が務める。
今回、前作のシーンを振り返りながら徹底比較で新主人公の魅力を深堀りする新場面写真が3点解禁となった。ヤヒロ(渡辺)はタレントになりたい夢をあきらめきれず、仕事を辞めて上京する。その時に工場長(滝藤賢一)より紹介された事務所を訪れ、「事故物件住みますタレント」として活動することになり、事故物件に住むことになる。一方、前作の主人公、ヤマメ(亀梨和也)は売れない芸人。コンビ解散後、「テレビに出してやるから事故物件に住んでみろ!」と番組プロデューサーから無茶ぶりを受け、事故物件に住むことに。中田監督は「住むきっかけは異なるものの、テレビに出て誰かを楽しませたいという気持ちは一緒であり、その点を意識した」という。
優しすぎるがゆえに憑りつかれてしまうヤヒロ。後ろから女性の手と髪の毛が彼に憑りつかれている様子は思わずゾクっとしてしまう。ヤヒロはなぜこの物件が【事故物件】になってしまったのか、謎に迫っていく様子を描いている。一方ヤマメは芸人として売れるためになんでも挑戦する覚悟があり、ネタ欲しさに様々な物件に住んでいく。監督曰く、「女性にモテるところ」も彼らの共通点の一つだそう。
“売れたい”という同じ夢を持ちながらも、全く違う道をたどっていくヤマメとヤヒロ。恐怖との向き合い方も、巻き込まれ方も真逆のふたりが、それぞれのやり方で非日常に立ち向かう姿が、本作の見どころの一つとなっている。
さらに一足先に劇場で上映予定の本作新幕間映像も特別解禁。メイキング映像や会見の様子など本作の裏側をたっぷり楽しめる映像となっている。亀梨和也が演じた前作の主人公ヤマメの「幽霊さーん、出てきてくださーい」という合図で始まり、観客を事故物件の恐怖へと引き込む。続くメイキング映像では、ルームメイト役の加藤と笑い合う渡辺や、共演者の畑とピースしたり談笑したりする姿から、撮影現場の和やかな雰囲気が伝わってくる。と思いきや、渡辺が「本当?本当っすか?」と驚くように怯えるシーンもあり、どうやら楽しいだけではなかったようだ。今作ならではのスケールアップした演出にも注目してほしい。
山野ヤマメと共通する点もありながら、相違点も多数ある本作の主人公、桑田ヤヒロ。彼は本作でどのような恐怖に襲われることになるのだろうか?期待が高まる。
文/鈴木レイヤ