『ローズ家の戦争』が再映画化!離婚を巡るドタバタを描いた『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』今秋日本公開
ある夫婦の離婚をめぐる“戦争”を描いたブラック・コメディとして大ヒットした『ローズ家の戦争』(90)。この名作を、監督ジェイ・ローチ、オリヴィア・コールマン&ベネディクト・カンバーバッチ主演で再映画化する『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』が、2025年秋に日本公開決定。あわせて、ポスタービジュアルと本予告映像、場面写真が一挙解禁となった。
本作の監督を務めるのは、伝説的コメディシリーズ「オースティン・パワーズ」や『ミート・ザ・ペアレンツ』(00)で知られるジェイ・ローチ。コメディ演出の名手として名高い彼が手腕を発揮。また脚本は、『女王陛下のお気に入り』(18)、『哀れなるものたち』(23)でアカデミー賞に2度ノミネートされたトニー・マクナマラ。彼ならではのユーモア、風刺、そして緻密な人間観察が、物語の中心となる夫婦の関係に深みとリアリティをもたらしている。
そして、瀬戸際に立たされながらも完璧に見える夫婦を演じるのは、『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したオスカー女優オリヴィア・コールマンと、数々のドラマや映画に出演し、マーベルヒーローのドクター・ストレンジ役でその名を知らしめたベネディクト・カンバーバッチ。順調なキャリア、優秀な子どもたち、完璧な家庭生活に彩られたカップル。幸せな夫婦に秘められた競争心と不満が、夫の事業破綻をきっかけに一気に火を噴く。
解禁された予告映像は、「君のためならなんだってするさ」、「信じているわ」と愛の言葉を交わす夫婦仲睦まじいシーンから始まる。建築家のテオ・ローズ(カンバーバッチ)と料理家のアイヴィ・ローズ(コールマン)は順調なキャリア、可愛い子どもたち、完璧な家庭生活に彩られ、誰がどう見ても順風満帆な夫婦だった。しかし、夫が事業破綻をしクビを宣告されると事態が一変。みるみるうちに夫婦のバランスが崩れ、2人の心に秘められた競争心と不満が一気に噴きだしていく。最初は嫌味を言い合うだけだった2人だが、ついには罵り、つかみ合い、暴れ倒す壮絶な大喧嘩に発展。最後は銃まで持ちだす大変な事態に。あの手この手で想像の斜め上をいく攻撃を繰りだし続ける、2人の痛快な喧嘩技も見どころだ。
一度は愛を誓った夫婦でありながら両者一歩も譲らない、まさに“命懸けの夫婦喧嘩“を描いた本作は、再映画化にあたって現代風に脚色されているとのこと。この秋、最高に痛快な泥沼コメディムービーに期待しよう。
文/サンクレイオ翼