なえなの、「楽天スーパーナイター」セレモニアルピッチで堂々の投球!「誰か来てました?」と“霊”を全力スルーで出演作『見える子ちゃん』をアピール
楽天グループ株式会社の冠協賛試合「楽天スーパーナイター」楽天イーグルス vs 千葉ロッテが5月15日に東京ドームで開催。セレモニアルピッチに映画『見える子ちゃん』(6月6日公開)に出演するなえなのが登場し、映画にちなみ“霊”が憑いてきても完全スルーで堂々とピッチングを披露し、会場を沸かせた。
泉朝樹の同名ホラーコメディ漫画を実写映画化した『見える子ちゃん』。ある日突然、霊が“見える”ようになってしまった原菜乃華演じる女子高生のみこが、全力無反応でやりすごそうとするも、迫る危機になえなの演じるユリアたちと立ち向かっていく。巨大ビジョンに不穏な空気を漂わせる本作の予告編が流れると、大きな歓声が降り注ぐグランドに、楽天グループが掲げる「スポーツとともに、もっといい未来へ。A BETTER FUTURE TOGETHER」のTシャツと、劇中の衣装である制服のスカートをキュートに着こなしたなえなのが姿を見せた。
なえなのの背後には、全身を黒一色で覆い黒く長い髪で顔を不気味に隠した女性の姿が!長い髪の女性は映画主題歌であるBABYMONSTER「Ghost」のリズムにあわせてノリノリに腕を振りながら追うようについてくる。東京ドームを埋め尽くす人々の熱気に誘われたのか、どうやら映画からそのまま“霊”が憑いてきてしまった模様!?
しかし、なえなのには“見えていない”のか…気にする様子をまったく見せず、全方位に笑顔を向けながら、「“霊”が見えちゃうけど無視を貫く全力無反応系エンターテイメント映画『見える子ちゃん』で、自称・霊能者の二暮堂ユリア役を務めるなえなのです。今日は会場に“霊”はいないと思うんですけど、皆さんなにが見えても無視してくださいね!」と映画をアピールをして挨拶。
続いて、キャッチャー役の楽天イーグルスアンバサダー、銀次が呼ばれ入場すると、目に映る異様な光景に気づき、なえなのの横にいる不気味な存在を指さしながら注意を促す。しかし、当の本人はきょとんとした顔で周囲を見渡すのみだ。なぜか伝わらないもどかしさから、銀次は審判役のマスコットキャラクター、クラッチたちに助けを求めるも、クラッチたちにも“見えていない”ようで首をかしげるだけ…。あきらめた銀次は、なえなのの投球を受けるためにひざを折り構える。
始球式は三度目となるなえなのは、この日のセレモニアルピッチでは三度目の正直でノーバウンドでの投球を狙い、練習をしたことを自身のインスタグラムで報告していた。なえなのが綺麗な投球フォームを保ちながら大きく振りかぶると、なんと“霊”もまさかの美しい投球フォームで振りかぶり、なえなのの動きにあわせてキャッチャーの銀次が構えるストライクゾーンをめがけて腕を一気に振り下ろす!
練習の成果が見事に実り、のちに銀次が「ワンバンだったけど、コースは100点!」と大絶賛したなえなのの投げたボールは、きれいな弧を描いて真っすぐに飛んでいく。なえなのと“霊”からの投球を同時に受けたボールはしっかりと銀次のミットに収まっており、その後ろで、クラッチたちがストライクをコールすると、その刹那、なえなののすぐそばでは“霊”も誇らしげにキレの良いストライクポーズをひそやかに決めていたのだった。
無事に大役を務めあげたなえなのは、おだやかな笑顔で歓声とどよめきが入り混じる客席に手を振るが、やはり“霊”には終始無反応なまま。ほのかな恐怖を残してマウンドを後にした。
なえなのは、自身の投球を「70点」と控えめに採点。「ノーバンを目指していたので悔しい!でもまっすぐ投げられてよかったです!」と振り返ると、銀次を戸惑わせた“霊”からの応援については「誰ですか?私は誰も見つけられなかったんですけど、誰か来てました?来てないと思います」とあくまで無反応を貫く。また、三度目となる始球式で初めて立った東京ドームに圧倒されたといい、「東京ドームってでかい!これが芸能界か、これが芸能界の頂点か、と思いました。あんな大きいステージに、アーティスト活動で何十年後かに立てたらいいな」と、絶対に無視できない未来へ向けた希望を言葉にのせた。
文/山崎伸子