松坂桃李、新作『パディントン 消えた黄金郷の秘密』は「“クマ泣き”必至」とアピール!
全世界シリーズ累計900億円超えのスーパーヒットシリーズ最新作、映画『パディントン 消えた黄金郷の秘密』(5月9日全国公開)で、5月8日に都内映画館で公開前夜祭が実施。日本語吹替版キャストの松坂桃李(パディントン)、古田新太(ブラウンさん)、吉田羊(老グマホーム院長のクラリッサ)、三戸なつめ(ジュディ)とパディントンが登壇した。松坂たちが和気あいあいとした雰囲気で「パディントン」トークを繰り広げた。
老グマホームで暮らすルーシーおばさんを訪ねるため、ブラウン一家とペルーへ家族旅行に出かけたパディントン。しかし、ルーシーおばさんは眼鏡と腕輪を残して失踪していた。ルーシーおばさんが残してくれた地図を手掛かりに、パディントンたちはインカの黄金郷があるジャングルの奥地へ向かう。
シリーズ3作でパディントン役を演じてきた松坂。待望の日本公開を前日に控えて松坂は「いよいよ明日公開ですね!今日観ていただいた皆さんの盛り上がりが明日に繋がると思うので、最後まで楽しんでください」と満面の笑みでヒット祈願。同じくブラウンさん役として『パディントン2』(17)から7年ぶりの続投となった古田は、隣でキュートに佇むパディントンに「なんだか全世界で大人気みたいで。トム・クルーズよりも稼いでいるかもしれないですね!?」と言い放って笑いを誘っていた。
そんな古田に松坂は「ブラウンさんは僕の推しキャラ!日本版『パディントン』をやるならば、ブラウンさんは古田さん以外ありえない!それくらいピッタリ」と太鼓判を押すと、三戸も「私も完成版で古田さんの声を聞いて『これこれ!』と嬉しかった」と再会に感激。松坂は「そうそう、まさに『これこれ!』と思って嬉しかった」と古田のカムバックを歓迎していた。
この7年間、松坂と古田は、ほかの現場で会うたびに「パディントン」トークをしていたのだという。古田は「そうそう、パディントンとブラウンさんの声を務めるのが俺と桃李になるのかどうかわからないのにさ」とジョークを飛ばすと、松坂も「そうです。わからないですよね。制作サイドの決定になりますからね…」と便乗して笑わせた。
本作の魅力について松坂は「映画を観終わって家族愛を感じたし、パディントンの地元ペルーに行くので、地元なのでパディントンが強気になるのが可愛らしい。僕もブラウン一家を引っ張っていくぞ!という意識で演じました」と述べた。三戸も「故郷や故郷の在り方を考えさせられた。ペルーでのパディントンのドヤ顔が多いのも本作の魅力」と思い出し笑い。
古田は「アドベンチャー要素もあって、船のクルーズシーンは観ていて楽しかった」と、吉田は「シリーズ1作目から続けてご覧になっている方にはプレゼントが詰まっている。オマージュなどの発見が楽しいかも。そして今回は敵役が何人いるか最後までわかりません!それが本作ならでは」と予告した。
改めて松坂は、パディントンという存在について「数少ない僕の親友の1人です。長きにわたってつき合っていきたいので、シリーズを続けてほしいと心の底から思ってます。そうしたらまた、こうしてみんなで集まれますからね!」と長寿シリーズ化に期待。自身の家に「大小のパディントンのぬいぐるみがたくさんありますよ!」と報告もしていた。
古田は「僕にとっては仕事の1つですから…。パディントンには頑張ってもらわねば」とジョークを飛ばすと、三戸は「パディントンは礼儀正しい。大人になるにつれて私たちは当たり前を忘れがちだけれど、パディントンはそれを思い出させて気づかせてくれる存在。純粋だった自分に戻れます」と感謝。吉田は「パディントンは、心が穏やかになる浄化剤のような存在。折にふれて作品を観て心を整えていきたい」と表した。
最後に松坂は「アドベンチャー感満載で最後は家族愛に感動し、パディントンの真摯な姿に浄化されて心が穏やかになります。『パディントン』シリーズでしか味わえないこの温かさに“クマ泣き”必至です!エンドロールまで観て“クマ泣き”してくださいね~!」と呼び掛け、舞台挨拶は大盛況のなか、幕を閉じた。
文/山崎伸子