山崎貴監督も童心に返る「スター・ウォーズ」という“原体験”。「マンダロリアン」最新作は「ワクワクして待ちきれない」

インタビュー

山崎貴監督も童心に返る「スター・ウォーズ」という“原体験”。「マンダロリアン」最新作は「ワクワクして待ちきれない」

「テレビシリーズも夢のような事態だからうれしいけど、やっぱり映画館でワクワクしながら観たい」

そんな「マンダロリアン」シリーズを創りあげてきたファヴローが、SWCJ2025直前に東京・調布市にある白組を訪れたという。その時、彼とはどんな話をしたのだろうか。

「うちのスタッフが、ミレニアム・ファルコンの模型とかアイアンマンのマスクを持ってきてみんなでサイン攻めにしちゃって(笑)。ジョンさんもいい人だからすべて応えてくれて、とてもありがたかったです。あんなにみんなでサイン頼んじゃってよかったのかな…と言いつつ、僕もしっかりもらいましたけど(笑)。でも、『小さいチームだけど、お互いに話し合いながら作っている空気が感じられて、すごくよかった』とおっしゃって、楽しんでくれたみたいでした」。

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【写真を見る】グローグーの動くおもちゃに興味津々の山崎監督。いつの間にか保護者気分!?撮影/杉映貴子

スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』の公開は、約1年後の2026年5月22日(金)。劇場映画としては、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード9)』(19)以来、実に7年ぶりとなる。山崎監督が同作に期待することは?

「『スター・ウォーズ』は映画館の大スクリーンで観るべきものの筆頭。テレビシリーズも、毎週『スター・ウォーズ』が観られる夢のような事態だから、それはそれでうれしいんですけど、やっぱり映画館でワクワクしながら観たい。それがまた体験できるのが楽しみですね。SWCJ2025で観た特別映像が想像よりはるかにすごくて、かつ『マンダロリアン』ならではだったので、テレビシリーズのあの空気をちゃんと劇場映画として拡大してくれていると確信しています」。

『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』への期待が高まりまくる!
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』への期待が高まりまくる![c]2025 Lucasfilm Ltd.

そんなこんなでインタビューも終了の時間とあいなり…のはずが、山崎監督のトークはさらに白熱する。「これは僕の持論なんですけど、艦隊戦がない『スター・ウォーズ』は『スター・ウォーズ』じゃないと思うんですよね。特に劇場映画は艦隊戦がないと!『マンダロリアン・アンド・グローグー』には、必ず艦隊戦があると信じてます」「時代設定的にエピソード4〜6のころの話なので、出てくるメカがことごとく好みなんですよね。おそらく多少のマイナーチェンジがあるとは思いますが、ジョー・ジョンストンのメカが山ほど出てきて、そして艦隊戦もあると思うと、もうワクワクして待ちきれないです!」「あ、あと、『スター・ウォーズ:アソーカ』シーズン2に、僕の大好きなアクバー提督が出るというのも発表されたんです。あのモン・カラマリ星の“イカ星人”。フィル・ティペットがカラマリサラダを食べながら名前を思いついたという(笑)」。

山崎貴監督が持参してくれた実物大グローグー&バッグ、実はジョン・ファヴロー監督のサイン入り!
山崎貴監督が持参してくれた実物大グローグー&バッグ、実はジョン・ファヴロー監督のサイン入り!撮影/杉映貴子


あふれる想いが止まらない山崎監督。その瞳はきっと、「スター・ウォーズ」に初めて出会った中学2年生のあの時のままなのだ。

取材・文/編集部

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